MF鈴木唯人(フライブルク/ブンデスリーガ)は先月24日のウルグアイ代表戦以来となる先発出場となった。同試合では「ぼちぼち」と自己評価を下していたなか、この日は「なんとなく感覚はつかめていますけど、もうちょいかな」と語るなど、徐々にフィットし始めているようだ。
スタメンの多くが今夏のW杯のレギュラー組だったなかで、左シャドーで出番を得た。25分にはMF田中碧の縦パスをFW谷村海那が落とすと、ボールは鈴木唯へ。背番号8はミドルシュートを打つも、ゴール右側に外れた。
同じくシャドーでコンビを組んだMF久保建英と「距離感を近くとは思っていました」と試合に臨んだが、思うような連係は披露できなかった。「近くの選手との関係性でいえば少しずつ良くなっている感覚はあるので、ぼちぼちかなと思います」とコンビネーションを深めたい。
「ボールを待っていて入ればいいんですけど、なかなかそうはいかない。もう少し関係性を作られないと、ボールももっと入ってこない」
「自分の感覚ではもう少し何かをやりたかった。フライブルクのときに比べるとドリブルでスルスルと行くシーンは少なかった。もう少し面白いことができたら良かった」
鈴木唯は67分に交代した。主力組とともに出場しただけに結果を残したかったが、「自チームでやることをやっていれば、こういう機会が間違いなく来ることは分かっていたので、特別何か思うことはなかった。でもまだまだできるなと思う」と下を向くことはなかった。
日本代表のシャドーは激戦区。本活動では招集されていないMF三笘薫やMF南野拓実をはじめ、左ウィングバックで出場したMF中村敬斗や、途中出場となったMF前田大然らも任される機会のあるポジションだ。そのなかで鈴木唯はどう生き残るのか。背番号8の信念はブレていない。
「ほかの選手から盗めるところは盗みますが、僕自身は僕自身なので。また違った選手だと思うので、ほかの選手がこうだから自分がこうしなければとは、特別思わない。ドイツで充実しているので、自信を持って、積み重ねていければ問題ないと思っています」
日本は5日のキリン杯決勝(MUFG国立)でニュージーランド代表との対戦で今回の活動を終える。活躍するために必要なことを問われた鈴木唯は「言語化は難しい」としながらも、「大丈夫です。なるようになるので」と微笑んだ。



