欧州遠征中のなでしこジャパンが28日の国際親善試合でノルウェー女子代表と対戦した。
なでしこジャパンはボールを握る時間が多くしたなか、開始2分に後ろからのパスに抜け出した清家貴子がゴールを狙っていけば、27分に浜野まいかもミドルを放つなど、フィニッシュシーンも。だが、なでしこジャパンが前がかりとなる28分にロングボール一本で自陣右サイドからカウンターを許すと、持ち上がったシグネ・ゴープセットにニアを射抜かれ、ノルウェーにリードされる。
その後も攻めの形を作り続けるなでしこジャパンだが、40分に藤野あおばがネットを揺らしたシーンはオフサイド判定。すると、52分にまたもシグネ・ゴープセットに自陣右サイドから浜野を交わして豪快にミドルを叩き込まれ、ノルウェーに追加点を奪われる。その数分後に長谷川唯の折り返しから宮澤ひなたに反撃のチャンスもあったなでしこジャパンだが、クロスバーを叩いてしまう。
なでしこジャパンは60分に浜野、75分に藤野あおば、86分に籾木結花とノルウェーゴールに迫るシーンもあったが、0-2で敗北。来年3月のアジアカップに向けた強化の機会だった欧州遠征は1-1の引き分けに終わった先のイタリア女子代表戦を含め、1分け1敗で幕を閉じた。