アル・イテハドの元フランス代表FWカリム・ベンゼマが、古巣レアル・マドリーのブラジルFWヴィニシウス・ジュニオールのバロンドール落選に不満を示した。スペイン『アス』が伝えた。
昨季公式戦39試合で24ゴール11アシストを記録し、チャンピオンズリーグとラ・リーガ優勝を達成したヴィニシウス。今季も15試合で8ゴール7アシストと継続的に結果を残し続けており、2024年のバロンドール最有力候補と目されてきた。だが、28日に発表され、栄冠を手にしたのはマンチェスター・シティのスペイン代表MFロドリ。ヴィニシウスは2位に終わった。
そうした中、ベンゼマはロドリにリスペクトを示しつつも、ヴィニシウスがバロンドールを獲得しなかったことに納得していない様子を見せた。スペイン『エル・チリンギート』でのインタビューで語っている。
「フランス・フットボールやフランスについて話したくない。今年だけではなく、私がレアル・マドリーにいたときから言ってきたように、ヴィニシウスは多くの努力をしてきた選手だ。ゴールを決めるだけではない。マドリーで昨シーズンに優勝したチャンピオンズリーグでは、すべての試合で決定的な活躍を見せた。ヴィニシウスほど値する選手はいないと思うよ」
「ロドリに恨みはないし、彼は偉大な選手だ。だが、ソファに座ってテレビで見ていても、『うわっ！』となることはない。ヴィニシウスはそれを何度もやってのけた。彼はバロンドールに値する」
その後、ベンゼマはヴィニシウスにメッセージを送るなど、連絡をとったことを明かした。同選手に同情しつつも、いずれバロンドールを獲得することになると予想した。
「彼と話したり、メッセージを送ったけど、悲しんでいたよ。それが当たり前だけどね。バロンドールを獲得すると言われて、最後の数時間前に獲得できないと言われるのは複雑だよ。彼は良いヤツで努力もする。いつか獲得するだろう」