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フンメルス、チームの守備意識に不満「何度も指摘したけど、理解してもらえていないよう」

ドイツは17日、ロシア・ワールドカップのグループF開幕節でメキシコに0-1で敗戦。DFマッツ・フンメルスは試合後、チームに守備意識が不足していたことを指摘し、不満をあらわにした。

ドイツはこの試合の35分、中盤でのボールロストからメキシコのカウンターを浴び、FWイルビング・ロサノのゴールを許した。後半にはMFマルコ・ロイス、FWマリオ・ゴメス、ユリアン・ブランドを投入して猛攻を仕掛けるも、結局ゴールを割ることができず1982年W杯以来となる黒星スタートを切った。

フンメルスは試合後、ドイツ『ZDF』で本選前のラストマッチで2-1で辛うじて勝利したサウジアラビアとのテストマッチを引き合いに出しながら、メキシコ戦を振り返った。

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「サウジアラビア戦と同じようなプレーをしたね。ただ、相手がより優れていた。簡単なボールロストやカバーリング(のミス)など何点か課題について話し合ってきたけど、残念ながら今日もそれを修正できなかった。だから見ての通りの前半となったんだ」

「メキシコは勝利に値した。それこそやってはいけないと分かっていながら、彼らに簡単にプレーさせすぎてしまった」

ゴール場面ではドイツのMFサミ・ケディラが中央でボールを奪われ、メキシコがFWハビエル・エルナンデスが左を駆け上がるロサノにラストパス。ロサノは守備に戻ったMFメスト・エジルをかわし、マヌエル・ノイアーが守るドイツゴールのネットを揺らしている。フンメルスは攻守のバランスに問題があったと痛感しているようだ。

「7~8人が攻撃に行けば、当然攻撃の威力が増しても守備の安定性が失われてしまうものだ。チーム内では何度も指摘してきたんだけど、まだ理解してもらえていないのかもしれない。後方のカバーリングがよくできていないんだ。ジェロームと僕しか後ろにいないことが何度もあった。そのため、容赦なくカウンターを喰らい続けてしまう」

当然、世界王者にとって状況は苦しくなった。

「残り2試合に勝たなければいけない。それができなかったらW杯が終了するということ。サウジアラビア戦を警鐘と受け取るべきだったのに、なぜ今日こんなプレーを見せたのか理解できない」

W杯グループステージ敗退の可能性を懸念しているのだろうか。

「同じようなプレーを続ければそうするだろう。でも、これからはより良いプレーをすることを信じている」

なおドイツはグループステージ敗退は未経験。出場していない1930年と1950年大会を除いてすべてのW杯に出場し、決勝ラウンドに勝ち進んできたドイツだが、23日のスウェーデン戦、27日に控える韓国戦で、フンメルスが指摘する課題を克服できるのだろうか。

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