ミランの指揮官ジェンナーロ・ガットゥーゾは16日、イタリアメディア『スカイスポーツ』のインタビューに応じ、ドローに終わったカリアリ戦の反省点を述べた。
■立ち上がりが課題と分析するガットゥーゾ
ミランは16日、セリエA第4節においてアウェーでカリアリと対戦。試合開始直後の4分に先制点を献上すると、55分、ミランはFWゴンサロ・イグアインのゴールで追いついたが、試合はこのまま1-1で終了した。試合終了後、ガットゥーゾは課題を述べた。
「試合の立ち上がりだが、解決すべき点がある。今日のような最初の20分間は困る。戦術面、メンタル面において本当に酷かった。当然、改善していかなければならない。0-2でリードを許してしまえば、追いつくこともできなくなるからね。良かったところを考えている場合ではなく、問題点と向き合わなければならない。ボールをキープするのが好きだとは言え、上手くいかなければリセットして残りの10分間を別の形でプレーしなければならない。後半の出来で取り返せたとは言えない。カリアリには2-0になるチャンスもあったわけで、そうなっていれば今頃、別の話をしていただろう。このチームは若くて強いチームだ。今のミランなら、もっとできるということをいまだに感じ取っていない者もいる。態度から改善していくべきだ」
またミランの闘将は、試合終了後に怒りを露わにしていたイグアインに対して、「試合が終わった後に怒るべきではない。勝てる可能性があったのだから、もっと前に考えなければ」と述べ、苦言を呈した。だが一方でイグアインを十分に活かすことができていない現実も認めている。「その通り。彼の方から近寄って来ることが多い。(ハカン)チャルハノールやスソと試行錯誤しているが、今日は30分間、中盤やサイドから誰も飛び出してくる選手がいなかった」と続けた。
最後に指揮官は、「道のりはまだ長い。このチームには潜在能力があるが、2位や3位だと言う声には吹き出してしまう。改善していくことでより良い成績を収めることができるはずだ。このチームには毒牙があるが、まだ出せずにいる」と述べ、チームの成長を期待した。
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