レアル・マドリード/ユニフォームの歴史
1980年代~:胸にスポンサーが入ったユニフォームが登場。初めは、「parmalat(イタリアの乳製品中心の食品会社)が胸スポンサーとなっている。
1990年代~:ヨーロッパ全土のキッチン器具メーカーTekaなどになっていく。それからTekaは10年以上レアルの胸スポンサーを務めており、古くからもサッカーファンは、Tekaのイメージが強い人も多いのではないだろう。
2000年代でのユニフォーム
2000年代から様々なデザインやスポンサーなどが生まれた。過去のシーズンの中で象徴される3シーズンをピックアップし、当時のユニフォームや成績などをまとめてみた。
2002-2003シーズン
銀河系集団と呼ばれ、フランス代表のジダンやブラジル代表のロナウドら、当時のスター選手が多く在籍していた時代で、歴代最強との呼び声も高いシーズンだ。成績もリーガ・エスパニョーラ優勝を飾っている。このシーズンの胸スポンサーはドイツの携帯電話メーカーである「SIEMENS mobile」で、ユニフォームメーカーはadidasとなっている。レアル・マドリーでは現在までadidas社のユニフォームを採用している。
2006-2007シーズン
日本でも大人気であった、元イングランド代表のベッカムがマンチェスターユナイテッドからレアル・マドリーに移籍したシーズン。このシーズンも同じくリーガ・エスパニョーラを制覇している。このシーズンの胸スポンサーは、同じドイツの携帯電話メーカーでも「BENQ SIEMENS」となり、元々BENQは台湾発のメーカーという事もあり話題になった。
Getty Images2011-2012シーズン
ライバルであるバルセロナが全盛期を迎えており、バルセロナとの争いがより激化していった時代でもある。スペイン代表Xアロンソや今もレアル・マドリーで活躍するポルトガル代表Cロナウドが在籍していた。そして2013年シーズンから現在に至るまで、胸スポンサーはずっとUAEの航空会社である「Fly Emirates」が務めている。
Getty Imagesバルセロナ/ユニフォームの歴史
バルセロナの場合、長い間胸スポンサーは付かない状態だった。2010-2011シーズンに初めて胸スポンサーはUnicef(国際連合児童基金)と非営利団体だった。その後も「Qatar Foundation」とカタールの国営非営利団体が続き、企業が初めて胸スポンサーにつくのが、Qatar Airways(カタール航空)だ。またバルセロナは、今季(2017-2018シーズン)から日本の楽天(rakuten)が胸スポンサーを務めている。契約料は4年間257億円(年間約64億円強)と破格なものとなっていてこちらも日本ではお馴染みのニュースとなっている。
2000年代でのユニフォーム
バルセロナでも2000年代から様々なデザインが生まれた。過去のシーズンの中で象徴される3シーズンをピックアップし、当時のユニフォームや成績などをまとめてみた。
2002-2003シーズン
これぞバルセロナと言う、青とエンジのストライプユニフォーム。このシーズンの成績は、リーガ・エスパニョーラで2位。またユニフォームメーカーは現在までNIKEを採用。ここでもエル・クラシコの戦いが、adidas対NIKEという形で行われている。
2012-2013シーズン
ユニフォームのデザインとしては青とエンジが濃いユニフォームとなっている。NIKEのロゴと胸ロゴの黄色が目立つ仕様が特徴的だ。胸スポンサーは、「Qatar Foundation」となっている。この頃はメッシ、シャビなどを擁してリーガ・エスパニョーラを制覇している。
Getty Images2015-2016シーズン
Qatar Airwaysが胸スポンサーとなっている。成績は、スアレスが入団、メッシ、ネイマールとともに「MSN」として最強3トップを形成し、リーガ・エスパニョーラ制覇だけでなく、チャンピオンズリーグそしてクラブワールドカップも制覇とまさに最強時代であった。
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背番号「10」の歴史
レアル・マドリー
レアル・マドリーは、近年、オランダ代表のスナイデルや、コロンビア代表ハメス・ロドリゲスなどが付けたが、期待以上の活躍はできず「呪いの番号」などと呼ばれている。そんなレアル・マドリーの10番を現在背負うのが、クロアチア代表のモドリッチだ。ボランチ・インサイドハーフを務める32歳は、正確無比なパスで攻撃を操る。また、レアルの10番で印象的なのは元ポルトガル代表のフィーゴではないだろうか。バルセロナで中心選手として活躍していながら、2000年に突如レアル・マドリードへ移籍したのだ。この移籍は「禁断の移籍」と言われている。
Getty Imagesバルセロナ
象徴となっているアルゼンチン代表のメッシのイメージが強いがその前にはリバウドやロナウジーニョなどブラジル代表でも10番を背負うようなプレイヤーが歴代バルセロナの10番を務めている。なかでも印象的なのは、その華麗なプレイスタイルでサポーターを魅了したロナウジーニョだろう。バルセロナを去った後もミランやフラメンゴなどで現役を続けており、37歳となった今、とうとう引退を決意。その後は、ミュージシャンとサッカー教室運営で第2の人生をスタートするようだ。
Getty Imagesクラシコでも10番大切であるモドリッチ対メッシの出来が勝敗に大きく左右することは間違いないだろう。
事前知識を入れて観ることで、エル・クラシコをより楽しめるのではないだろうか。果たして次回のクラシコはどんな展開になるだろうか。両チームのユニフォームにも注目しつつ視聴してみよう。