4年に一度の祭典が開催中だ。
『Goal』では、ロシア・ワールドカップ開催に際して選手や指揮官に独占インタビューを実施。今回は、元ブラジル代表DFセザール・プラテス氏にクリスティアーノ・ロナウドとの思い出話を聞いた。
現在43歳のプラテス氏は現役時代、スポルティング・リスボンやガラタサライなどでプレー。ブラジル代表としても出場経験のある右サイドバックだった。そんなプラテス氏が、2000年から2003年まで所属したスポルティング時代にチームメートだったポルトガル代表のスーパースター、クリスティアーノ・ロナウドとの逸話を『Goal』だけに語ってくれた。
■“友人”C・ロナウドの覚悟
C・ロナウドとの関係はとても良かったよ。今、レアル・マドリーで彼がブラジル出身選手と仲良くやっているのと同じようにね。最初の彼はまだユース世代で、スポルティング・リスボンのサポーターだったね。16歳になったときトップチームに帯同し始めたんだ。
練習が終われば、ボールを使って一緒に居残り練習をしていた。C・ロナウドは私がDFだからボール扱いが下手だと思っていただろうね。ただ攻撃に必要な能力を持っていなかっただけだ。しかし、自分ではボール扱いが下手とは思ってはいなかったし、いつも、“私ができることは君も出来ないとね”と冗談を言い合っていた。私たちは友人になったよ。
話題はいつもフットボールのことで、C・ロナウドはある日、今でも記憶に残っている話をした。彼は、こう言ったんだ。
“なぁ相棒、僕はいずれ世界最高の選手になるよ”
少年時代の彼はかつての私と同じようにフィジカル面で不安があり、まるで運命が2人の男を引き合わせたようだった。ただ、周囲の人間は私が(FKなどを教えたことで)C・ロナウドを育てたと言うが、それは違う。私は、ただ世界の頂点に上り詰めると彼が言ったのを聞いただけだ。
5度もバロンドールを受賞するなんて分からなかった。しかし彼が最高だ。W杯でもそれを証明している。
■継承
C・ロナウドがFKを蹴るときの動作が私と全く一緒だと妻が言ったが、だからといって彼を指導したわけではない。私のやり方を伝えただけだ。
C・ロナウドの方がFKは上だった。そして、FKの蹴り方を私に教えてくれたのはインテルナシオナルでの時を共にしたドリーニョだ。そのときに、“ボールを置いて3歩取る、来たる時まで待ち、相手GKを不安にさせろ”ということだ。見返りもなくそのアドバイスを貰ったからこそ、私もそうしていた。それが継承というものだ。
インタビュー・文=タウアン・アンブロージオ/Tauan Ambrosio
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