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首都にサッカー専用スタを。FC東京・大金社長「必要不可欠なものだと確信している」

■創設20周年を迎えたFC東京。新スタへの思い

FC東京の大金直樹代表取締役社長が1日、都内で取材に応じ、新スタジアムの建設について言及した。

10月1日に20回目の「創設の日」を迎えたFC東京。記念すべき日にクラブ公式サイトで「これまでの20年間」を振り返りつつ、「これからのFC東京」について記した声明を発表。大金社長は、2016年1月に発表したクラブビジョン「FC東京2020VISION」の中で「サッカー専用スタジアム建設の可能性を追求する」ことを挙げ、「我々は、より多くの方々にサッカーの楽しさ、感動をお伝えするためにはサッカー専用スタジアムが不可欠であると考えています」と、新スタジアム設置の必要性を説いた。

FC東京の本拠地である味の素スタジアムは、来年開催されるラグビーワールドカップ2019日本大会、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催に伴う改修工事等により、長期間にわたって使用できない状況が想定されている。

以下に続く

これについても「他団体や他イベントに大きく影響されずにホームゲームが開催できるスタジアムを確保することができれば、将来的に安定的な試合開催ができるようにもなります」とし、サッカー専用スタジアムの建設を公式サイト上で唱えていた。

「そのサッカー専用スタジアムは選手とファン・サポーターの距離を縮め一体感を生み出すスタジアムであり、何度観ても圧倒されるほどの雰囲気と臨場感、非日常感を実現させる、FC東京にとって聖地となるスタジアムです。加えて、首都東京の特性を活かしたライブやイベント会場、市民の憩いの場や市民スポーツが出来る場として、多種多様の人たちが日常的に集い、にぎわう、スポーツとエンターテイメントが融合した場所になってほしいと考えています」

■陸上競技場であったら多分行かない

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そして、都内で取材に応じた大金社長は、あらためてその考えを強調した。その上で「基本的に陸上競技場でないというのは望みたいですし、陸上競技場であったらそこに行くかというと、多分行かない」と、サッカー専用スタジアムを希望。収容人数は「3万5千から4万人入れるといい。日本代表戦も開催できれば」とし、「日本の首都である東京にもJ1リーグの基準を満たすサッカー専用スタジアムができることで、より多くの方にサッカーの魅力、醍醐味を感じていただけるはず」と自信を見せた。

さらに大金社長はサッカー専用スタジアムへの思いを熱く語る。

「欧州を中心としたサッカー強豪国の首都には必ずと言ってもいいほど素晴らしいサッカー専用スタジアムがあります。サッカーを観る人、する人、そして支える人にとって素晴らしいステージがあることがFC東京の願いです。これからの数十年を考えたときにクラブのさらなる発展のためには必要不可欠なものだと確信しております。同時に日本のサッカー界、サッカー文化にとっても大きな意味をもつと信じています」

一方で「現時点でが構想だと思います。ここに決めましたと言いたいんですけど、本当にまだ決まっていない」と大金社長。一部の報道では建設地を代々木としたことが報じられていたが、これについても「具体的に代々木と決まったわけではない」と否定。「ちょっと前ですと、築地、有明などの臨海部、品川だったりとかが候補にあがった。もちろん多摩地区にもその土地がないわけではないので、可能性はゼロじゃない」と言及するにとどまった。

20周年という節目を機に「私たちは動かないといけない。待っているだけでは進まないなという思いもあります」と強い思いを口にした大金社長。「世界各国の首都にはサッカー専用スタジアムがあり、文化の発祥地になっている。それは東京にもあってしかるべき」と、日本の首都へサッカー専用スタジアムへの思いは最後まで止まなかった。

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