2018-06-04-japan-usami(C)Getty Images

複数システムを試す日本代表…宇佐美貴史が感じる3バックと4バックの違いとは

ロシア・ワールドカップへ臨む日本代表は、オーストリア・ゼーフェルトで事前合宿をスタート。練習終了後、宇佐美貴史が取材に応じた。

開幕まで2週間を切ったロシアW杯。コンディション調整のため、8日にスイスとの親善試合を控える中、日本代表はゲーム形式を行うなど、より実戦に近いトレーニングに臨んだ。

練習最後のゲーム形式では、西野朗監督は4バックを採用。3バックとの併用を目指す中、宇佐美はやることは変わらないと語っている。

以下に続く

「(4バックでも)やることは変わらないというか、今までやっていたことを4-5-1でもそのまま出せるし、この間の3-6-1でやった理由を話しながらオプションとして持っておくことも重要。4-5-1をやることもあるし、それはオプションとして持っておきたかったから全力でトライしてほしかったということとを言われました。でも、4-5-1は違和感なくやれるだろうということで、今日やってみても感じたというか、慣れ親しんだ形なので」

そして、西野監督からは3バックの意図の説明があったとし、3バックと4バックの違いについて、宇佐美は以下のように語った。

「たとえば4-5-1でスタートして、最後後ろを固めるときに3-6-1を5バックにして5-4-1で守り切る形もある。逆に、相手にボールを持たれるだろうというときに、5-4-1で戦うオプションもあるし、4バックだけじゃなくて、臨機応変に対応できるように3バックをやったという話です」

「5-4-1の場合は後ろにより枚数がいるわけなので、攻撃的にいくというよりは、堅い試合というか、後ろに人数を割きながら。でも、守るばかりを好む監督ではないので、しっかり守りを固めながら全体で5-4-1のまま押し上げていくっていうイメージにはなると思います。最初から4-5-1でオプションがないっていうよりかは、ああいうトライをして良かったところ、悪かったところのフィードバックも得て、そこでの話し合いでほとんど選手全員が意見を言うくらいの感じでミーティングをしましたし、そこでも少し積み上げが合った中で、4-5-1をやるとスッと入ってくる、やりやすさを感じる部分もある」

「4-5-1に関しては戸惑いはなかったですし、この間5-4-1でやってうまくいかなかったことをそのまま4-5-1に当てはめられたりする。サイドハーフのポジショニングもそうですけど、僕は5-4-1でうまくいかなかったことを、今日4-5-1で出たときにも意識して、ポジショニングとか、主に守備のところですけど、意識してやりましたけど」

■「臨機応変に対応できるかっていうところが一番求められる」

様々なフォーメーションを試す西野監督は、練習途中で中盤ダイヤモンド型の4-4-2のシステムも試していた。中盤左に入っていた宇佐美だが、どんなシステムにも対応する必要があると語っている。

「どんなポジションであれ、どんなやり方であれ、どんなサッカーであれ、どんな相手であれ、臨機応変に対応できるかっていうところが一番求められる。4-4-2のダイヤモンドになって、いきなり試合でやることもあるかもしれない。ボールを回される状況であっても、意外と保持できるなっていう状況になるかもしれない。どちらにせよ、良い方に転ぼうが、悪い方に転ぼうが、その中で選手が判断してやっていくことがW杯では求められると思いますし、臨機応変に対応できる力を練習の中からいろんなポジションとか、色々な戦術でやるなかで、身につけていけるようなイメージがあります」

複数のシステムを試す中、西野監督は相手チームや選手コンディションによってシステムを変更するだろうと話した宇佐美は、自身の求められる役割について「ゴールの場面に絡むこと」だと語っている。

「フィニッシュのところだと思います。そこに関わっていく、決めきるところに入っていくこともそうですけど、どうやってフィニッシュの流れを作り出すか。今日の形でいうと、(長友)佑都くんだったり、(本田)圭佑くんだったり、(大島)僚太だったり、大迫(勇也)くんと絡みながら作っていくこともありますし、1本の展開で(原口)元気くんだったり、(酒井)高徳だったりに展開してチャンスを作っていくこともありますし、フィニッシュの流れをより円滑に作っていくことをより求められていることだと思います。それが僕自身のスタイルでもあるとは思うので」

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