日本代表MF乾貴士はベルギー戦後、涙を流して悔しさをあらわにした。その裏には大会前から支えてもらったという思いがあったようだ。
乾はロシア・ワールドカップ本大会直前までケガもあり、実戦に出場できない時期が続いた。それでも直前のパラグアイ戦で2ゴールと結果を残し、代表入りを決めた。「その勢いでこの大会に入ることができて、すごくいい大会になったんですけども」と乾は前置きし、悔しさを口にした。
「やはりチームとしては結局勝ったのは相手が10人のコロンビア戦だけで、他の試合は一つも勝てなかった、今日もそうですし、勝てそうで勝てない試合がこれだけ続くと、やっぱり出ていないメンバーにも申し訳ないですし、ここまで来てもらったファン、サポーターの方にも申し訳ない気持ちで今はいっぱいです」
「こういう負け方は特に悔しいですし、自分たちのペースで後半立ち上がりから入れたので、ああいう形から2点を取れたというのは自分たちの思惑通りで、いい試合ができたので、この間のポーランド戦ではすごくいろんなことを言われましたけど、そんな中で今日は勝ちに行く姿勢を見せられたと思うので、それは良かったと思いますけども、やはり勝たないと意味がないと言うか、悔しかったですね」
また、同時に日本代表として手応えをつかんだ大会ともなったようだ。
「大会を通してすごくこのチームは頑張ったと思いますし、いいサッカーをできていたと思うので、世界でも戦えるというところは見せられたと思います。自分たちも手応えとして、もちろんコロンビアは本当に強かったですし、セネガルの身体能力も凄かったですけど、自分たちもボールは持てましたし、そういうサッカーはできるんだなという風に思います。これを続けていけば、もしこれを4年間続けることができれば、もしかしたらもっと良いところに行けるかもしれないですし、2カ月で、ぶっつけ本番でやっているようなものだったので、それでもこれぐらいのサッカーができるというのは、たぶん日本にとってはすごいプラスなこと。もちろんベテランの選手が多いとは言われていますけど、まだまだ(柴崎)岳とか(原口)元気とか宇佐美(貴史)とか(酒井)宏樹とかまだまだできると思うので、これを経験した選手が次の4年後に向けて、新しい選手も入ってくるでしょうし、そういう選手も使っていけたらいいと思いますし、僕がどうこう言うことではないんでしょうけども、スタッフも変わらずこのままで、この悔しさを知っている人たちがやっていくのがベストだと思いますし、こういう経験をした選手、スタッフが続けることが一番いいんじゃないかなと思います」
一方で、自身の今後の代表キャリアに関しては「引退とは言わないですけど」としつつ、「若い選手が出てきて自分が選ばれなくなるのは当然のこと」と話して、固執はしないことを示唆している。
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