Jupp Heynckes FC Bayern 19052018Getty

ハインケス、通算1125試合の監督キャリアに幕「アスリート人生には勝利も敗戦も付き物」

バイエルン・ミュンヘンは19日に行われたDFBポカール決勝のフランクフルト戦を1-3で落とした。ユップ・ハインケス監督のキャリアラストマッチは敗戦に終わった。

バイエルンは日本代表MF長谷部誠らがプレーするフランクフルトに屈し、昨シーズンに続きリーグタイトルの1冠にとどまった。ハインケス監督は昨年の秋に現場に復帰し、チームを立て直すも有終の美を飾れず再び引退することに。ドイツ『ARD』で、肩を落としながらも、このように語った。

「アスリート人生には勝利も敗戦も付き物。今日の敗戦は避けられたと思うが、フランクフルトが去年もファイナルに勝ち上がっていたことを考えに入れなければならない。今日の彼らは極めて野心的なフィジカルを重視しながら、アグレッシブなプレーをしただけではなく、必要なだけの運も引き付けたんだ」

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「我々は2度クロスバーに直撃したシュート、ロベルト・レヴァンドフスキによるFK、マッツ・フンメルスによるヘディングシュートを記録している。それと、また大きなミスを犯したね。ボールを危険なエリアで奪われ、リードされた。前半は3つの大きな好機をつくり出せたが、それらを決め切れなければ、このようなカップ戦を勝てなくても文句は言えない」

後半アディショナルタイム、1-2の状況でフランクフルトMFケヴィン=プリンス・ボアテングがペナルティーエリア内でバイエルンMFハビ・マルティネスを倒した。その映像を見せられた指揮官はこう語る。

「PKだっただろう。でもそういうところ(主審の判決など)を批判するようなアプローチではいけない。自分たちのプレーをしっかりと分析するべきだ。我々は1-0の場面でミスをし、自らのチャンスを決め切れなかった。もちろん2度のクロスバーは不運だったが、いつものようなスムーズなプレー、相手を圧倒するプレーができなかった」

またバイエルンの選手たちやスタッフのほとんどは試合後、準優勝のメダルを受け取ると、フランクフルトの選手たちに拍手を送らず、ロッカールームへと去った。この行動により、国内では「バッドルーザー」と批判されているが、ハインケス監督は次のようなコメントを残している。

「正直、選手たちも私もそのことを考えていなかったと認めなければいけない。だが、(指摘は)確かに正しい。この場を借りて、フランクフルトのカップ優勝を祝福したい。フランクフルトは相応しい優勝者だと思う」

バイエルンのほか、国内ではフランクフルトやシャルケ、国外ではレアル・マドリーやベンフィカなど数々のクラブでキャリアを送ったハインケス監督。指揮を執った公式戦の試合数は、じつに1125試合。最終戦でタイトルを逃したものの、スポーツマンシップの鏡として、サッカー界の歴史に名を残すに違いない。

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