Muriel Torino Atalanta Serie AGetty

「アタランタなんだから優勝できるとは考えないで」クラブ会長、スクデット望む声にうんざり

アタランタのアントニオ・ペルカッシ会長が、地元紙『レーコ・ディ・ベルガモ』のインタビューに応じ、チームについて語った。

昨シーズンを3位で終え、3シーズン連続でチャンピオンズリーグ(CL)出場権を手にしたアタランタ。近年快進撃を続けるチームには、周囲からスクデットの獲得を期待する声も上がっているが、ペルカッシ会長はあくまでも自身の哲学を貫いている。アルゼンチン代表DFクリスティアン・ロメロの放出も、クラブにとって必要であったと強調した。

「スクデットを話題にするのをやめてほしい。我々はアタランタ。自分たちにとってスクデットに値するセリエA3位の座を、3年連続で勝ち取ったばかり。アタランタなんだから、ボローニャと引き分けてもお葬式のような雰囲気になることもない。我々は常に、クラブの安定を保証できるよう取り組んでいる。最も重要なのは、クラブの財政を正常に保つことなんだ」

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「それに補強は行っている。ロメロの売却がなければ、すべてのポジションにおいてチームの厚みを増すことは不可能だった。私には地に足をつける義務がある。アタランタがスクデットを獲得できるなどと考えることはやめるべきだ」

続いてアタランタ会長は、今夏チェルシーからローマへ移籍したFWタミー・エイブラハムの争奪戦から撤退したことに触れた。

「エイブラハムが、我々は何者であるか、何者になれないかを示すもう1つの例だ。あの若者のことはしばらく前から知っていたが、彼の移籍金や契約金はビッグクラブ並みだった。我々とは規模が違う。だからエイブラハムを獲得できなかった」

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