David Moyes, Manager of West Ham UnitedGetty Images

ウェストハムが指揮官モイーズの今季終了後の退任発表…ロペテギが後任就任で合意と報道

ウェストハム・ユナイテッドは、デイヴィッド・モイーズ監督の退任を発表した。

エヴァートンやマンチェスター・ユナイテッドで指揮を執ったモイーズ監督は、2019年12月に約1年半ぶりにウェストハムに帰還。1年目に降格の危機から救った同指揮官の下で、クラブは昨シーズンに1980年以来のメジャートロフィーとなるヨーロッパ・カンファレンスリーグ制覇を成し遂げた。

しかし、昨シーズンにプレミアリーグ14位に沈んだウェストハムは、今シーズンの途中まで健闘していたが、調子を落として現在9位と、来シーズンのヨーロッパカップ戦出場権獲得が絶望的な状況に。そして、クラブは敵地でチェルシーに0-5で敗れた一戦の翌日に同指揮官の今シーズンいっぱいでの退任を発表した。

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6日にクラブは公式ウェブサイトで「ウェストハム・ユナイテッドはデイヴィッド・モイーズが双方の同意により契約満了を迎える2023-24シーズン終了時にクラブから離れることを発表する」と伝えた。

デイヴィッド・サリヴァン共同会長は「ウェストハム・ユナイテッドの全員を代表して我々の心からの感謝をデイヴィッドに送りたい。デイヴィッドはクラブが大きく成長し、歴史の中で大きな成功を収めた期間で重要な役割を担った。我々は彼のハードワークや献身性に非常に感謝している」と言及。

また、モイーズ監督は「ウェストハムでの4年半の素晴らしい時間を楽しんだ。クラブは私が帰って来た時よりもより強い状況になっている。私がここに帰って来た時、クラブは降格圏からわずか1つ上の順位で、そして3年連続のヨーロッパでの素晴らしい戦いを見せた。クラブを残留に導いた後、プレミアリーグで6位と7位に入り、昨年6月に43年ぶりのトロフィーを獲得したことに私はとても満足した」と綴り、感謝を続けた。

「選手を含めた全員とウェストハムで働くことを本当に楽しんできた。そして、この偉大なクラブを指揮する機会を与えてくれた首脳陣にも感謝したい。私の後任やディレクター、選手たち、スタッフ、そしてファン、ウェストハムの全員の将来の成功を祈っている」

なお、イギリス『BBC』などによると、モイーズ監督の後任としてウェストハムを新シーズンから指揮するのはフレン・ロペテギ監督になることが濃厚。両者は6日に合意に至ったと伝えられており、スペイン代表やレアル・マドリーを率いた経験のある同指揮官は昨夏のウォルヴァーハンプトン退任以来の現場復帰になりそうだ。

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