brahim bellinghamGetty Images

ベルナベウに響き渡る「チャンピオン!」の歌声…レアル・マドリーがカディスに3発快勝!バルセロナがジローナに引き分ければ優勝決定

4日のラ・リーガ第34節、レアル・マドリーは本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのカディス戦に3-0で勝利した。

マドリーがこのカディス戦に勝利して、その後ジローナ戦に臨むバルセロナが引き分け以下で試合を終えれば、マドリーの2年ぶり36回目のラ・リーガ優勝が決まる(マドリーが引き分けてバルセロが負けても優勝決定)。

アンチェロッティ監督は4日後にチャンピオンズリーグ準決勝セカンドレグ、バイエルン・ミュンヘン戦が控えている状況でローテーションを敢行。ついに長期離脱から復帰したGKクルトワを起用した、DFカルバハル、ミリトン、ナチョ、フラン・ガルシア、MFモドリッチ、カマヴィンガ、セバージョス、FWギュレル、ホセル、ブラヒムを起用している。

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前半、マドリーはカマヴィンガ、ギュレル、ブラヒムが精力的なプレーを見せて攻撃を牽引するも、残留争い真っ只中のカディスの堅守を穿つまでには至らない。序盤にホセルが一度チャンスを迎えた以外、得点の予感はほぼなく45分間を終えている(反対にカディスはクリス・ラモスが一度絶好機を迎えたものの著しくシュート精度を欠いた)。

迎えた後半、マドリーは49分にクリス・ラモスのDFラインの突破を許したものの、そこにクルトワが立ちはだかった。復活の守護神は眼前のカディスFWに両手を広げて滑り込み、そのシュートを見事セーブ。ベルナベウの観客から大喝采を浴びせられている。

そしてクルトワのスーパーセーブの直後、マドリーの待望の先制点が決まった。ペナルティーエリア内左でボールを持ったブラヒムが、少し内に切れ込んでから、右足のシュートを枠の右上隅に突き刺している。ブラヒムはこれが今季10得点目(先発20試合で9得点、ベンチスタート21試合で1得点)。

ようやくリードを得たアンチェロッティ監督は、66分に最初の交代カードを切り、ギュレルを下げてベリンガムを投入。すると68分、最近不調が騒がれる背番号5がいきなり活躍を見せた。ベリンガムの前線からのプレスでボールを奪取すると、ペナルティーエリア手前のモドリッチ、エリア内右のブラヒムとパスをつなぎ、ブラヒムの横パスに抜け目なく、勢いよく飛び込んできたベリンガムが右足のシュートでネットを揺らしている。ベリンガムは今季ラ・リーガ得点数を18まで伸ばして、得点ランク首位のジローナFWドフビクに1点差まで迫っている。

イタリア人指揮官は73分にブラヒムをヴィニシウス、また80分にアンカーとして躍動したカマヴィンガをバルベルデと交代する。ベルナベウの観客が「カンペオーネス(チャンピオンたち)! カンペオーネス!」と歌い、いち早くラ・リーガ優勝を祝う中、マドリーは後半アディショナルタイムにダメ押しの3点目。カウンターからヴィニシウスが左サイドを突破し、ペナルティーエリア内に入り込んだナチョの横パスから、フリーのホセルがネットを揺らしている。ベルナベウの観客が「カンペオーネス! カンペーオネス!」のチャントをより高らかに歌う中、試合は終了のホイッスルを迎えた。

勝ち点を87としたマドリーは、14差のバルセロナがジローナ戦を引き分け以下で終えれば優勝達成。もしバルセロナが勝利しても、次に勝ち点1を獲得すれば無条件で優勝だ。

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