Francesco Calzona NapoliGetty Images

凋落の元王者ナポリ、指揮官はお手上げ「今季は問題だらけ。チームは精神面で最悪」

ナポリの指揮官フランチェスコ・カルツォーナが6日のウディネーゼ戦(1-1)終了後、記者会見の席で苦い思いを口にした。

ルチアーノ・スパレッティ指揮下の昨シーズンは、33年ぶり3度目となる悲願のスクデットを獲得したナポリ。だが今シーズンは成績が伸び悩み、2度の指揮官交代を経て、セリエA3試合を残して8位と低迷している。

スパレッティやマウリツィオ・サッリ指揮下のナポリでアシスタントコーチを務め、今年2月からスロバキア代表との兼任でチームの指揮を執るカルツォーナは胸中を明かした。

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「今シーズンは問題だらけだった。1カ月間、3日ごとに試合をしなければならない状況は有利に働かなかった。あらゆる犠牲を払ってでも結果を出そうとする姿勢はプラスにならなかった。本当に難しいシーズンだった。私がここへやって来た時、チームはメンタル面で最悪な状況にあった」

「言い訳にするつもりはない。だがもっと時間が必要だった。そして試合数が何試合か少なければ、もう少しシーズンを修正できたはずだった。だがもはやこうなってしまった。ラスト3試合を素晴らしい形で終え、ファンに少しでも満足してもらいたい」

また、ナポリ指揮官は『DAZN』のインタビューで自身の去就に言及。シーズン終了後、チームを離れることが既定路線であることを明かした。「私には何もオファーが来ていない。ナポリは新監督を招へいし、新監督が彼のスタッフを連れてくるのだろうと考える。私がスタッフとして残ることは提案できないものだと思う」と述べた。

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