Maurizio Sarri Salernitana Lazio 25112023Getty Images

最下位に敗れ低迷もラツィオ監督は続投の意思「長期間ここで」バルサを例に批判に反論

日本代表MF鎌田大地が所属するラツィオの指揮官マウリツィオ・サッリが27日、イタリアメディア『スカイスポーツ』のインタビューに応じ、自身の去就などに言及した。

25日に行われたセリエAのサレルニターナ戦で1-2と最下位のチームに逆転負けをし、11位へと後退したラツィオ。指揮官のサッリは試合終了後、成績不振の原因が自らにある場合、辞任を検討する構えも示していたが、チームやアンジェロ・ファビアーニSD(スポーツディレクター)との話し合いを経て、続投する意向を示した。

「我々スタッフは意見交換を行い、我々は近年続けてきた仕事を行っていて、変わっていないとの結論に至った。私は、長期間にわたってここで過ごすつもりでいる。長い期間の中で、困難の時が訪れれば、それに向き合わなければならない。戦術を変更するつもりがあるか? メディアやファンに言われるたびに戦術を変更していたら、私はまだ、エッチェッレンツァ・トスカーナ(イタリア5部)にいただろうね」

以下に続く

28日には、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント進出を懸けて、FW古橋亨梧ら日本人選手を擁するセルティックとの対戦も迎える。ラツィオ指揮官は、離脱者も相次ぐ中、パフォーマンスが低下するチームの問題点を語った。

「もちろん気分は最高とはいかない。サレルニターナ戦の時のチームは、ピッチで楽しもうという感覚がなく、単調なものだった。真っ先に解決すべき問題は、メンタル面のアプローチだと考える。セリエAとCLで異なるチームに見えるのは、モチベーションによるものかもしれない。明日は決定的な試合に臨むが、CLは常に特別なモチベーションを引き出してくれる雰囲気がある」

また、サッリはセルティック戦の前日会見の席においても、自身の戦術へのこだわりを強調。「バルセロナは常に同じ戦い方をしながら長年にわたって君臨した。私が常に同じ戦術を使っているなんて話はバールでのおしゃべりに過ぎず、私は少しも興味がない」と述べた。

広告