今シーズン終了後にラツィオとの契約満了を迎えるMF鎌田大地について、アンジェロ・マリアーノ・ファビアーニSD(スポーツディレクター)が言及した。
今年3月にイゴール・トゥードル監督がラツィオの指揮官に就任して以降、リーグ戦全試合に先発するなどチームの中心選手として活躍を見せる鎌田。しかし、昨夏にラツィオと結んだ1年契約がシーズン終了後に期限を迎えるため、来シーズン以降の去就が不透明となっている。
そんな中、ラツィオのクラウディオ・ロティート会長は15日、地元メディア『Tag24』のインタビューに対して、鎌田側と「話し合いをする時間がなかった」などと現状を明かしていたが、その翌日、ファビアーニSDが地元ラジオ局『ラディオセイ』に出演して状況を説明した。
番組司会者が「カマダは残留するのか? 現在、カマダの人生は一変したように見える。以前は今ひとつだったように見えたが、現在なら役に立つ選手になるのではないのか?」と問いかけると、ラツィオSDが答えた。
「カマダの運命は彼自身が握っている。少なくとも、最後に私が彼の代理人と話をした内容から、カマダは現在の状況に幸せであるように見えた。彼の代理人の1人の話を踏まえると、今日の時点で、カマダは100%残留する。だが明日になって状況が変化する可能性はあるだろう」
その後、イタリア紙『イル・メッサッジェーロ』のアルベルト・アッバーテ記者が、同ラジオ局の別番組に出演。ファビアーニSDの発言について見解を示した。「カマダに関して、ファビアーニは当然ながら、安心感を与えなければならない。ただ、日本人選手はまだ決断を下していない」と語っている。