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ラツィオMF鎌田大地のチャンスメイクに伊紙「ミリ単位のパスですぐさま試合に揺さぶり」

30日のフィオレンティーナ戦に途中出場したラツィオの日本代表MF鎌田大地のパフォーマンスについて、イタリア紙『クオティディアーノ・スポルティーヴォ』が振り返った。

セリエA第5節モンツァ戦以降、スタメンから外れている鎌田。30日のフィオレンティーナ戦においても、ルイス・アルベルトやマテオ・ゲンドゥージらとのポジション争いに敗れ、ベンチスタートとなった。

しかし試合はスコアレスのまま後半に突入。ラツィオは63分にニコロ・ロヴェッラに代えてダニーロ・カタルディを投入した後、「サッリはチームの顔を変えようとし、自陣の中盤3人のうち残りの2人を入れ替えることを決断」。67分に鎌田らをピッチへ送り込んだ。イタリア紙は「ルイス・アルベルトとゲンドゥージがベンチへ向かい、彼らのポジションにカマダと(マティアス)ベシーノが入った」と振り返った。

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その直後、「まさに日本人選手がすぐさま試合に揺さぶりを与えようとした」と描写。「ニッポンの選手は、フェリペ・アンデルソンへミリ単位の裏へのパスを送りこんだ」と綴り、鎌田の精度の高いパスを評価した。しかし「ブラジル人選手は、1度フェイントをかけた後にシュートを狙ったが跳ね返され、2度目はボレーを狙ったが、クロスバーを越え」たため、ゴールにはつながらなかった。

『コリエレ・デロ・スポルト』も、69分のこのシーンについて31日の記事で振り返った。

「サッリはイル・マーゴ(魔法使いの意味でルイス・アルベルトの愛称)を呼び戻してまで、中盤のトリオを変えてカタルディとベシーノ、カマダを入れた。日本人選手は、フェリペのカウンターというインスピレーションを得たが、(ニコラ)ミレンコヴィッチの壁に阻まれた」

なおラツィオは、後半アディショナルタイムに主将のチーロ・インモービレがPKを沈めて1-0と劇的な勝利を飾り、順位を7位へと上げた。

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