20240516 Celtic(C)Getty Images

リーグ3連覇!前田大然、今季チーム最高タイの評価に!「この温厚なカルトヒーローはファンに語り継がれる」

イギリス『デイリー・レコード』は、今シーズンのセルティックに所属する全選手の採点を実施した。

昨夏に退任したアンジェ・ポステコグルー監督の後任として就任したブレンダン・ロジャーズ監督の下でシーズンをスタートしたセルティック。序盤はスコティッシュ・プレミアシップで負けなしを続ける一方で、チャンピオンズリーググループステージ敗退、リーグカップ早期敗退と思うような結果を残せず。

昨年12月にはリーグ戦連敗を喫し、2月から3月にかけては複数の試合で勝ち点を落として2位に後退したりと、リーグ3連覇に黄信号が灯っていた。それでも、宿敵レンジャーズ相手に4戦3勝1分けと強さを示したセルティックは首位の座を取り戻し、15日のキルマーノック戦に5-0で勝利してリーグ優勝を決めた。

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18日にリーグ最終節のセント・ミレン戦を残す中、『デイリー・レコード』はこの優勝に貢献したセルティックに所属する27選手の採点を実施。最高となる9点を与えられたのは、守護神ジョー・ハート、主将カラム・マグレガー、クラブの年間最優秀選手に輝いたマット・オライリー、そして前田大然の4選手だった。

同メディアは前田について「セルティックファンはこれからの数年間にわたってこの温厚なカルトヒーローのことをその子供たちに伝えることになるだろう。負傷から回復して自身の役割を果たすためにドクター陣の予想を覆した。彼の疲れ知らずのエネルギーと情熱はチームにとって極めて必要不可欠なものだった」と賛辞を送った。

また、今シーズンはゴール前で苦しむも、最終的にチームトップタイとなる公式戦18ゴールを挙げた古橋は、8点の評価で「さまざまな理由で昨シーズンのベストには決して届かなかった。しかし、彼の基準は今でも高いままだ。レンジャーズ戦のセンセーショナルなゴールはとても大きな瞬間だった」とコメント。

一方で度重なる負傷に泣いた旗手怜央の評価は伸びずに6点。「ミッドフィールダーの復帰はプレミアシップ制覇を目指す上でのセルティックの勢いにとって不可欠なものだった。シーズン終盤まで、負傷によって不満の残るシーズンになっていたが、彼のクオリティや重要性への疑問はない」と評価した。

公式戦23試合の出場にとどまった岩田智輝に至っては、5点の評価に。同メディアは日本人MFのシーズンについて「特にカラム・マグレガーが負傷していた時など、万能性の高いこの男はピッチに立ったときはいつだって堅実な仕事をした。しかし、主将からポジションを奪うには至らなかった」と綴っている。

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