4日のラ・リーガ第34節、アトレティコ・マドリーは敵地ソン・モッシュでのマジョルカ戦を1-0で制した。
チャンピオンズリーグ出場圏4位以内でシーズンを終えることを目指すアトレティコ。今回の試合は大の苦手とするアウェー戦だが、開始5分にロドリゴ・リケルメの衝撃的なゴラッソで先制した。
ロロの愛称で知られる24歳FWは、ペナルティーアーク付近でゴールに背を向けながらパスをもらおうとすると、右足ヒールでボールを後ろに引いて一気に反転。この反転でマジョルカ2選手のマークを外して前を向くや否や、右足でグラウンダーのシュートを放ち、GKライコビッチが守るゴールを破っている。
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先制したアトレティコはその後、頭のチップを堅守速攻に切り替えてマジョルカのチャンスをほぼ許さずに試合を折り返す。迎えた後半、54分に仕掛けた速攻ではマルコス・ジョレンテが決定機を迎えたが、右足で放ったシュートはミートできずクロスバーの上へ。その2分後にはダルデルにミドルシュートを放たれたものの、GKオブラクが驚異的な横っ飛びから片手を伸ばして、ボールを弾いている。
時間が経つに連れてマジョルカの攻勢はどんどんと強くなっていったが、この日のアトレティコは集中し、互いに助け合う堅固な守備を披露。アギーレ監督率いるチームの意地の攻撃を最後まで跳ね返し続け、以前のアイデンティティーは取り戻したかのようなウノセロ（1-0）勝利を収めている。
今季ラ・リーガのアウェー成績を6勝3分け8敗（ホームでは15勝1分け1敗）とした4位アトレティコは、勝ち点を67として5位アスレティック・ビルバオとの勝ち点6差を維持。また同日にジローナに敗れた3位バルセロナとの差を6に縮めている。