Carlo Ancelotti Real Madrid 2023-24Getty Images

アンチェロッティ、2021年にレアル・マドリーに復帰した理由を明かす「監督を探していると聞いたから『CL優勝した私を忘れたのか』と逆オファーした」

先にレアル・マドリーを2シーズンぶり、36回目のラ・リーガ優勝に導いたカルロ・アンチェロッティ監督。2021年夏にレアル・マドリー復帰を果たして、合計8個目のタイトル獲得となったが、その復帰は一本の電話からスタートしていた。

ジネディーヌ・ジダン監督の後任として2021-22シーズンから再びマドリーを率いるアンチェロッティ監督。第一次政権を敷いた2013〜2015年にチャンピオンズリーグ(CL)など4タイトル、そして第二次政権ではもう1回のCL優勝や2回のラ・リーガ優勝など8タイトルを獲得して、故ミゲル・ムニョス氏が保時するマドリー指揮官の最多優勝記録にあと1タイトルまで迫っている。

マドリーにとってアンチェロッティ監督との再契約は、まさに大きな成功となったが、そのきっかけは偶然のものだったという。イタリア人指揮官は『Apple TV +』のレアル・マドリーのドキュメンタリー番組で、復帰のいきさつを次のように説明している。

以下に続く

「当時の私はエヴァートンの監督を務めていて、レアル・マドリーが必要としていない選手を連れて来れないかを確認するためにホセ・アンヘル・サンチェス(マドリーのゼネラルディレクター)に電話をした。すると、彼らはそのとき監督を探していたんだ」

「だから言ってやったよ。『マドリーには最高の監督が必要だ』と。それは一体誰かと聞いてきた彼に対して、私はこう返答したのさ。『(アンチェロッティ監督がCL優勝に導いた)2014年のことを忘れたのかい?』とね。彼は『戻りたいのか? 戻ることができるのか? 5分間くれ』と言っていた」

「その後、会長(フロレンティーノ・ペレス)から連絡を受けた。別に契約については何も話さなかった。私は彼に戻りたいと言い、そこから数時間で話はまとまったよ」

広告