Takefusa Kubo Real Sociedad 2023@Getty

CLデビューの久保建英、現地メディアの評価は…「またも決定的な存在になりそうだった」「彼特有の極上プレー見せた」

レアル・ソシエダは20日にチャンピオンズリーグ(CL)・グループD第1節、本拠地アノエタでのインテル戦を1-1のドローで終えた。72分までプレーしたMF久保建英は、スペインメディアからどのような評価を受けたのだろうか。

前試合レアル・マドリー戦(1-2)で衝撃的なプレーを披露し、スペイン、ひいては欧州、世界を沸かせた久保。そのためにCLデビューとなったこのインテル戦では、常時2〜3人のマークがついて、窮屈なプレーを強いられることになった。

それでも久保は、隙あらばその実力を発揮する。40分、絶妙な右足クロスからル・ノルマンの枠をわずかに外れるシュートをお膳立てし、その5分後には自らシュートを放ったがこれはGKゾマーの好守に阻まれる。また後半にはCKからミケル・メリーノのポスト直撃となるヘディングシュートを引き出している。なお試合は、ソシエダが4分にブライス・メンデスのゴールで先制しながらも、久保交代後の87分にラウタロがインテルの同点弾を決めて、勝ち点1を分け合う結果となっている。

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スペイン『ノティシアス・デ・ギプスコア』のソシエダの選手採点では、スビメンディとB・メンデスに8点、ミケル・メリーノに7点をつけられ、久保はそのほかの選手と並んで6点の評価となった。寸評では、次のように記されている。

「アウグストのマークによって試合に入るのに苦労を強いられた。しかし一度入ってしまえば、再び決定的な存在になる寸前だった。美しいプレーからル・ノルマンにクロスを送ったが、シュートは枠の上に外れている。後半は消耗して交代した」

その一方でスペイン『デスマルケ』の寸評でも、久保が徹底マークの中でも尻上がりに調子を上げて、彼らしいプレーを見せたと振り返っている。

「奇妙なことに、彼はラ・レアルの輝かしい立ち上がりにあまりボールに触れていなかった。だが少しずつ攻撃で勢いを手にしていき、彼特有のディテールを発揮している。30分には極上のクロスをル・ノルマンに出したものの、このシュートは枠を外れた。また相手選手のイエローカードを誘発している」

なおソシエダの次戦は24日のラ・リーガ第6節、アノエタでのヘタフェ戦だ。久保はさらなる存在感を示すことができるのだろうか。

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