Tadanari-Lee(C)Getty Images

元日本代表FW李忠成が現役引退を発表…11年アジア杯で優勝導くボレー弾。今季限りで20年のキャリアに幕へ「素晴らしいサッカー人生」

アルビレックス新潟シンガポールは14日、元日本代表FW李忠成の2023シーズン限りでの現役引退を発表した。

現在37歳の李はFC東京の下部組織出身。2005年から加入した柏レイソルで頭角を現すと、09年にサンフレッチェ広島に移籍。広島でも通算70試合26得点の活躍を見せ、12年にイングランドのサウサンプトンに移籍。13年に古巣FC東京に期限付きで復帰し、14年から4年間は浦和レッズでプレー。その後は横浜F・マリノス、京都サンガF.C.を経てアルビレックス新潟シンガポールに所属していた。

日本代表としてはU-23日本代表として北京オリンピックに出場。A代表では11年のアジアカップ決勝 オーストラリア戦の延長戦に、決勝点となる値千金のボレー弾を決めて日本をアジアの頂点に導く活躍を見せた。

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なお、李は9月16日(土)のリーグ最終戦終了後に引退セレモニーを行い、サポーターの皆様へ挨拶するという。

20年のキャリアに幕を閉じることを決めた李は、クラブ公式サイトを通じて次のようにコメントを発表している。

「今シーズンをもって現役から退く決断をしました。当然1人では20年間プロサッカー選手としてプレーを続けることはできませんでした。私の家族、チームメートとスタッフ、サポーター、スポンサーの方々含めて全ての方々に感謝の気持ちでいっぱいです」

「そして、20年間プロサッカー選手としてプレーさせていただいた、FC東京、柏レイソル、サンフレッチェ広島、サウサンプトン、浦和レッズ、横浜Fマリノス、京都サンガFC、アルビレックス新潟シンガポールの8チーム、本当にありがとうございました。 20年間のキャリアを振り返ってみると、当然悔しい時、悲しい時もありましたが、いつも誰かに支えられて本当に素晴らしいサッカー人生を送ることができました。 プロサッカー選手は今年で引退しますが、これからもサッカーには携わっていきたいので次のステージでサッカー界に貢献していきたいと思っています」

「サッカー選手引退後の活動の一つとして、来年より、日本1周をしながら47都道府県の子供達にサッカーの楽しさ、本質を教える活動をしようと考えています。こちらも次の挑戦として期待してもらえればと思います」

「このタイミングでの引退発表となりましたが、9/16(土)、ホームで行われるリーグ最終戦では試合終了後に、リーグ優勝セレモニーと同時に引退表明をサポーターの皆様にさせていただく機会をいただきました。アルビレックス新潟シンガポールの是永会長をはじめとするスタッフの皆様には感謝していますし、これからもこのクラブを応援したいと思います」

「リーグ終了後も12月までカップ戦が続くので、再びチーム一丸となり、良いサッカーをお見せしたいと思います。最後になりますが、今まで私に携わっていただいたすべての方々に心から感謝を申し上げます。本当にありがとうございました」

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