元イタリア代表のアレッシオ・タッキナルディ氏が、17日付のイタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』のインタビューに応じ、古巣ユヴェントスについて見解を示した。
1994年から11年間にわたってユヴェントスに所属し、セリエAやコッパ・イタリア、チャンピオンズリーグなど数々のタイトルを獲得した経験を持つタッキナルディ氏。そんな元ユーヴェMFがマウリツィオ・サッリ率いる古巣について見解を示した。
ユヴェントスは3月のセリエA中断直前から首位に立つが、直近のリーグ戦3試合で1敗2分と失速。元ユーヴェ指揮官アントニオ・コンテ率いる2位インテルとの差は6ポイント、1月末から無敗の快進撃を続ける3位アタランタとは7ポイントに縮んだ。タッキナルディ氏は、チームの失速の原因がサッリの力量不足ではなく、選手にあると主張した。
「サッリが求める戦術にあるのかもしれないと思っていたが、選手たちが本来発揮すべきパフォーマンスを示していないのだと確信した。むしろ選手たちの責任なんだ。20分間プレーしては息抜きをする。火遊びをしているようなものだ。最終節までもつれるようなことがあれば、かなりのダメージになり、チャンピオンズリーグにも影響するだろう。早めにスクデットの決着をつけることができれば、ユーヴェは早めに一息つける。早めにリヨン戦の準備をすることができる」
続いてタッキナルディ氏は、守備と中盤の問題点を指摘しつつ、MFロドリゴ・ベンタンクールを自身と重ね合わせていることを明かした。
「守備においては、マンマークをする際のアドレナリンが感じられない。緊張感がなく、くだらない失点をしてしまう。中盤はベンタンクールを除き、テンポが遅すぎる。彼は私に少し似ているものがあるね。私とコンテと(クラウディオ)マルキージオのミックスだと思う」
タッキナルディ氏は最後に、35歳のスーパースター、FWクリスティアーノ・ロナウドについて持論を展開した。
「彼も身分証明書(の年齢)と向き合わなければならない。数年前の彼とは違う。真のC・ロナウドは断片的にしか見て取れない。それでも強すぎるほどの選手なので、自身をコントロールすることができる。重要な局面に合わせて、彼も最高レベルに到達してくるだろう」
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