Rick Karsdorp Jose Mourinho RomaGetty

モウリーニョから退団勧告のカルスドルプ、選手会がローマの“モラハラ”を非難の声明

ローマがDFリック・カルスドルプに対して“モラハラ”を行ったとして、国際プロサッカー選手会(FIFPro)が22日に非難の声明を発表した。

カルスドルプを巡っては、先月9日に行われたサッスオーロ戦終了後(1-1)に指揮官のジョゼ・モウリーニョが振る舞いについて批判。「選手に裏切られたように感じる。(来年)1月には別のチームを見つけるようにと伝えた」と述べたことで確執が報じられた。翌週のトリノ戦で招集外となったオランダ人DFは、11月末に予定されていた日本ツアーへ向けた練習を欠席。ツアーにも帯同しなかった。

その後、12月に入って1カ月ぶりにトリゴリアへと舞い戻ったカルスドルプ。ポルトガルでのチーム合宿にも参加するなどチームでの活動を再開させていたが、そんな中でFIFProが選手を擁護する声明を発表した。

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「FIFProは、ASローマによるリック・カルスドルプへの対応を断固として非難する。彼は直近の数週間にわたり、モビング(モラルハラスメント)の被害者となった。カルスドルプは、公の場においていわれもなく“裏切り者”という攻撃的な言葉で批判された。その上、不当にも規律違反の対象とされている。こうした行為は、クラブの成績不振から目を逸らさせるための方法であり、選手に対して不当な圧力をかけるものだ」

FIFProのヨナス・バエル・ホフマン事務局長は、「選手たちは所属クラブの配下にあるため、クラブには選手に対する義務がある。ASローマは即座に義務を果たし、リック・カルスドルプが権利を守られ、公正な扱いを受けられるように保証することを求める」と述べた。

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