roma240407Getty Images

ローマがマンチーニ弾でダービーを制す!フル出場の鎌田大地はネットを揺らすもオフサイド…

現地時間6日、イタリア・セリエA第31節、鎌田大地の所属するラツィオとローマによる「ローマダービー」が行われた。

互いにシーズン途中に指揮官を交代。ローマはクラブのレジェンドであるデ・ロッシが新監督に就任して劇的に変化。チャンピオンズリーグ出場圏内も視野に入り、ヨーロッパリーグでも勝ち進んでいる。

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一方のラツィオもトゥドール監督の初陣でユヴェントスを撃破。その中で前監督にあまり信頼されていなかった鎌田は重用されるようになり、このローマダービーでも先発メンバーに名を連ねた。

先にチャンスを作ったのはラツィオ。7分、高い位置でイサクセンがボールを奪い、エリア内左で受けたインモービレがシュートを放つが、これはやや角度に欠けゴール左へと外れる。

1トップのインモービレをイサクセンと共にシャドーでサポートする鎌田は37分、エリア内左に侵入してパスを受け、ゴール前に折り返すも、これはインモービレの手前でブロックされた。

拮抗した展開の中、スコアが動いたのはセットプレーから。42分、ディバラの左CKをゴール前のマンチーニが頭で合わせ、ローマが先制に成功する。

1点をリードして試合を折り返すことに成功したローマに対し、1点を追うラツィオはインモービレ、イサクセン、ロマニョーリに代えてペドロ、カステジャーノス、パトリックを後半のピッチに送り出した。

ハーフタイムで一気に3枚を入れ替えたラツィオに対し、ローマは55分、カウンターからルカクがドリブルで持ち上がり、ラストパスをエリア内左で受けたエル=シャーラウィのシュートは左のポストを直撃した。

ラツィオのチャンスは63分、こぼれ球を拾ってエリア内右に侵入したゲンドゥージのシュートをゴール前の鎌田がトラップしてGKをかわしネットを揺らすが、これはオフサイドによりノーゴールとなった。

70分、ベシーノを下げてルイス・アルベルトを投入したラツィオは、L・アルベルトが2列目に入り、鎌田が2列目から中盤にポジションを下げる。一方のローマもエル=シャーラウィに代えてスピナツォーラを投入して逃げ切りを視野に入れる。

ダービーらしく、接触の度に選手同士がヒートアップして試合が中断されることが増えていく。78分には、ペナルティーエリア右でラツィオが失ったボールに対し、鎌田がスピードに乗った激しいタックルでボールを奪い返してサポーターを沸かせた。

守勢の続くローマはディバラ、アンヘリーノ、パレデスを下げてスモーリング、エイブラハム、ボーブを投入し、ゴール前を固めてリスクを冒さずにカウンターを狙う。

アディショナルタイムの5分間、ラツィオは攻め続けたものの、ローマの集中した守備の前に決定機を作れず。鎌田も中盤の底でのプレーのためなかなかゴール前で仕事をさせてもらえず、逃げ切ったローマが今季最後のローマダービーを制した。

■試合結果

ローマ 1-0 ラツィオ

■得点者

ローマ:マンチーニ(42分)

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