Paulo Dybala RomaGetty Images

ローマはサウジの爆買いに戦々恐々、違約金わずか19億円のディバラの流出を警戒か

ローマは今夏、移籍市場で存在感を示すサウジアラビアによるアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラの引き抜きを警戒している。イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』が27日、伝えている。

今夏の移籍市場において、注目を集めているサウジマネー。ローマでは、アルアハリからDFレオナルド・スピナッツォーラに対する熱視線が注がれている。そんな中、爆買いを続けるサウジアラビアからの関心はディバラに対しても向けられ始めているとされ、ローマは潤沢な資金を持つサウジアラビアの脅威に戦々恐々としている。

昨夏にユヴェントスとの契約を満了し、ローマへフリーで移籍したディバラ。アルゼンチン代表FWが当時、ジョゼ・モウリーニョ監督のチームと結んだ契約には7月末まで有効な契約解除条項が付帯されているが、この違約金がかなり低く設定されており、「なんでも買うサウジアラビア」を前に「ローマは心配し始めている」ようだ。

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ディバラの違約金は、セリエAのクラブであれば2000万ユーロ(約31億円)、イタリア国外のクラブであれば1200万ユーロ(約19億円)に設定されており、買い手がこの金額さえ支払えばローマはディバラを放出せざるを得ない。イタリア紙は「サウジの人々にとって郊外のバールのコーヒー1杯に等しい感覚だろう」と皮肉が述べられた。

最終節においても決定力を示して来シーズンのヨーロッパリーグ(EL)出場権の確保に貢献したカンピオーネ(王者)の退団を、当然ながらローマは望んでいないとのこと。しかし、移籍か残留かはすべてディバラ本人の意向次第となるようだ。

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