Take KuboGetty Images

久保建英、古巣レアル・マドリー相手に決めた!パスミスを抜け目なく押し込みレアル・ソシエダの金星獲得に貢献

2日のラ・リーガ第33節、レアレ・アレーナでのレアル・ソシエダ対レアル・マドリーは2-0でソシエダの勝利に終わった。ソシエダMF久保建英は古巣相手に先発出場を果たし、チームの先制点を記録する活躍を披露した。

チャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得を目指すソシエダと、週末のコパ・デル・レイ決勝オサスナ戦やCLのためにラ・リーガを調整試合として扱っているレアル・マドリーの対戦。ヴィニシウス、ベンゼマを招集外としたレアル・マドリーはその影響を受けてゲームをうまくつくれず、ホームのソシエダが前半から牙を剥いた。

久保を右サイドに配置したソシエダは16分、この日本人MFのCKからスビメンディがシュートを放ったものの、これはクロスバーを直撃。また24分にシルバが打ったシュートは、GKクルトワにセーブされている。対してレアル・マドリーも24分、クロースのCKにミリトンが頭で合わせ、ゴールこちらは枠を外れた。前半は0-0で終了する。

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迎えた後半、スコアを動かしたのは昨季までレアル・マドリーに所属していた久保だった。47分、スルロットのハイプレスを受けたミリトンがクルトワにバックパスを送ったが、このパスの精度が大きく狂う。クルトワの横を通り過ぎたボールに抜け目なく、一気に詰めてきた久保が左足で無人のゴールに押し込んでいる。

久保はこれが今季ラ・リーガ8点目。同リーグの1シーズンにおける日本人最多得点記録を更新中だ。

ソシエダはその後、62分にアイエンに打撃を加えたカルバハルが2枚目のイエローカードを提示され、スコアだけでなく数的にも優位に立つ。同チームのイマノル監督は74分に3~4枚目の交代カードを切り、スルロットと久保をカルロス・フェルナンデスとバレネチェアに代えた。日本人MFはスタンディングオベーションを受けながらベンチへと下がっている。

ソシエダは85分、10人のレアル・マドリー相手に2点目を決めた。ペナルティーエリア内左でボールを持ったバレネチェアが、落ち着き払った右足のシュートでクルトワを破っている。ソシエダは2点リードを維持したまま、試合終了のホイッスルを聞き、金星を獲得している。

連勝の4位ソシエダは勝ち点を61として、5位ビジャレアルに暫定で勝ち点8差をつけた。対して2試合ぶりに黒星をつけられたレアル・マドリーは、同日にオサスナを下した首位バルセロナに勝ち点14差をつけられることに。バルセロナはあと勝ち点2を獲得すれ優勝を決められる。

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