inter psg(C)Kenichi Arai

2分間で2ゴールのインテルが逆転勝利!PSGはヴィティーニャ強烈ミドル弾も日本ツアー勝利なし

1日、国立競技場でパリ・サンジェルマン(PSG)とインテルが対戦した。

昨季のリーグ・アン王者にして数々の世界的ビッグスターが所属するPSGと、昨季チャンピオンズリーグ準優勝チームであるインテル。フランス、イタリア屈指の名門が今夏のプレシーズンツアーで来日し、国立競技場で対戦した。

これまでアル・ナスル(0-0)、セレッソ大阪(2-3)と対戦しているPSGでは、主将マルキーニョスや新加入マルコ・アセンシオらが先発入り。ケガの影響で2試合を欠場していたネイマールは、この日もベンチに入った。一方アル・ナスル(1-1)戦を終えて2試合目を迎えるインテルは、エースにして新主将ラウタロ・マルティネスが新加入テュラムと2トップを組むことに。さらにバレッラやバストーニなど、現状のベストメンバーと言える布陣となっている。

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立ち上がりはPSGがボールを保持し、インテルがミドルゾーンからのプレスを狙う展開に。PSGは8分、CKからビッグチャンスを迎えたが、GKスタンコヴィッチのファインセーブにあう。その直後にも敵ボックス内でシュートを狙うと、ボールを失ってもカウンターを許さずに奪い返し、敵陣内でのプレー時間を増やしていく。すると14分、ボックス内に飛び出したソレールの折り返しを受けたアセンシオが決定機を迎えたが、ポストに当たったボールをGKが抑えた。

インテルはボールの奪いどころをなかなか設定できず、劣勢の時間が続いた。それでも20分、ラウタロが遠目の位置からミドルシュート。すると徐々にボールを持てる時間が増え、25分にはディマルコの鋭いクロスからビッグチャンスを作った。27分にはボックス手前でテュラムがFKを獲得したが、チャルハノールのキックはGKドンナルンマが正面で抑えている。前半は互いにゴールこそ生まれなかったが、緊張感溢れる引き締まった展開となった。

互いに前半と同じメンバーで臨んだ後半は、中盤での激しい攻防が続きシュートまでなかなか持ち込めない時間が続く。するとインテルは55分、新加入フラッテージやクアドラード、コレア、ゴセンスを投入。一方のPSGは57分、速攻からヴィティーニャが際どいシュートを放った。

すると64分、PSGが先制に成功する。ボックス中央手前でパスをつなぐと、ヴィティーニャが強烈なミドルシュートを突き刺した。試合が動いた後は両チーム共に選手を入れ替えつつゴールを目指していくが、プレスを打開できずに効果的な攻撃を仕掛けられない。

インテルは79分、右で仕掛けたクアドラードが決定機を作る。すると81分、エスポジトのゴールで同点に追いついた。さらに勢いは止まらず、右サイドの速攻から最後はファーに飛び込んだセンシがネットを揺らす。インテルは2分間で逆転に成功した。

試合はこのまま終了。インテルが2-1でPSGに逆転勝利を収めた。インテルは1勝1分け、PSGは1分け2敗で日本ツアーを終えている。

なおこの後、PSGは韓国へと向かい、3日に全北現代と対戦。12日にリーグ・アン開幕戦を迎える。一方のインテルは、オーストリアへと飛んでザルツブルクと対戦。20日にセリエA開幕戦へ挑む。

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