Berlusconi(C)Getty Images

元ミラン会長ベルルスコーニ氏が死去。ミランが追悼「会長、ありがとう。私たちは永遠にあなたと共に」

元イタリア首相でミランの会長を務めたシルヴィオ・ベルルスコーニ氏が12日、死去した。86歳だった。

1994年から2011年の間に3度にわたって約9年間イタリアの首相を務めたベルルスコーニ氏は今年4月から先月にかけて、慢性白血病に関連した肺感染症の治療と、その後の退院が報じられていた。しかし、今月9日には再入院。サン・ラファエーレ病院に入院していたベルルスコーニ氏は現地時間12日早朝に容態が急変し、帰らぬ人となった。

ミランはベルルスコーニ氏の死去を受けて、「忘れられないシルヴィオ・ベルルスコーニ氏の逝去を深く悲しみ、親族やご友人にお悔やみ申し上げます。明日から我々は新たな野望の夢と新たな挑戦、新たな勝利を追い求めることになります。ありがとう、会長。私たちは永遠にあなたと共に」と追悼した。

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イタリアのメディア王とも称された実業家でもあるベルルスコーニ氏は、1986年にミランを買収。通算で約31年にわたってミランの会長・オーナーを務め、大物選手の獲得や豊富な資金力を活かして、同クラブをイタリア屈指の世界的名門として築き上げた。

特に1990年代、ミランは5度のセリエA制覇や2度のチャンピオンズリーグ制覇など隆盛を極めた。会長兼オーナーとしてクラブに通算31ものタイトルをもたらしたベルルスコーニ氏はミランのオーナーを退いた後、2018年にはモンツァを買収。会長職も務め、セリエA昇格などクラブを牽引していた。

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