Jurgen Klopp LiverpoolGetty

クロップがリヴァプールでのラストゲームへ「最高の時間だった。だから別れは難しいものになるだろう」

リヴァプールのユルゲン・クロップ監督は、同クラブでのラストゲームに向けてコメントした。

2015年10月にリヴァプールの指揮官に就任したクロップ監督。チャンピオンズリーグ制覇やプレミアリーグ優勝、FAカップ制覇、2度のリーグカップ制覇など、計8つのトロフィーを勝ち取るなど、9シーズンにわたって大きな功績を残した。

しかし、クロップ監督は1月に今シーズンいっぱいでリヴァプールの指揮官から退任することを発表。そして、19日のプレミアリーグ最終節、本拠地アンフィールドでのウォルヴァーハンプトン戦が同クラブでのラストゲームになる。

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この一戦を前にしたプレスカンファレンスで、クロップ監督は「私の人生の中で最も情熱的な1週間だった。我々はすでに最高の瞬間を送ってきた」と話し、クラブとの別れについて語った。

「通常の1週間ではないのだから、そのように装う必要もない。私はとても実用的な人間だ。これがシーズンのラストゲームであり、これが終われば休暇に入る。昨日、選手たちには別れを伝えた。ここでバーベキューを行った。もちろん、感情的な瞬間だ。それに何枚のユニフォームにサインしたのかわからない!」

「別れを言うことは決してナイスなことではない。しかし、悲しみや辛さといった感情のない別れを言うことはその時間が良くなかったことを意味している。この時間は最高だった。だから、タフなものになるだろう」

また、クロップ監督はこの9年間を振り返り、もっとタイトルを獲得できたとも語った。

「我々がもっとタイトルを勝ち取ることができたことも知っている。しかし、私に変えられることではない。これほど勝ち取れなかった可能性があったことも理解している。1ポイント差で優勝できなかったことは最高の経験ではなかったが、これも経験だ」

「もっとチャンピオンズリーグを制することができた可能性もあった。しかし、3度の決勝進出も素晴らしい功績だ。決勝で負ける可能性も大いにあるもので、レアル・マドリー、彼らはいつだって勝利を手にする方法を見つけ出す」

「もっとやれたと考えるのであれば私は幸せではないだろうし、実際にそれ以上はできなかった。他の誰かだったらもっとうまくやれたか?その可能性はある。しかし、その人物は私ではないし、私にとっては何の問題もない。これは他の人たちが判断することであり、大勢の人たちにとっては満足のできる結果だ」

9シーズンを過ごした本拠地アンフィールドについても問われた同指揮官は「私はアンフィールドが大好きで、満員になったときが大好きだ。アンフィールドは最高に特別な場所で、みんながそのよう作り上げている。クラブは特別であり、クラブはとても多くの人たちにとってとても重要であることを意味している」と話し、思いを続けた。

「LFC TVで昨日手紙を読んだ。そのうちの1つに涙を流してしまった。フットボールは人生を変える、私はこのことを理解している。我々はそうやったんだ。経験は学ぶためにあるものだ。次の監督のためにもそのようにやってほしい。我々にはとても特別なサポーターがいる。この9年間は彼らにとってとても重要なものだった。私はそのことにとても幸せだ」

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