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なぜ鎌田大地を守備的MFで起用?ラツィオ新監督の考えをOBが分析「クオリティの点で…」

ラツィオOBのブルーノ・ジョルダーノ氏が4日、地元ラジオ局『ラディオセイ』のラジオ番組に出演。MF鎌田大地の起用を求めたほか、ラツィオ指揮官の采配の理由を分析した。

イゴール・トゥドール新監督の下、初戦となったセリエA第30節のユヴェントス戦で1-0の白星スタートを切ったラツィオ。しかし、続くコッパ・イタリア準決勝ファーストレグではユヴェントスとの再戦を0-2と落としていた。そして今週末、伝統のローマダービーに挑む。

そんな中、OBのジョルダーノ氏がクロアチア人指揮官のチームに見解を示した。「トゥドールは、リスクを負って積極的な試合をするはずだ。ローマの出方を待つことはないと思う。トリノのダービーとは異なるが、トゥドール自身もこのダービーの雰囲気を感じ取ったはずだ」と語った。

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またラツィオOBは、中盤の守備的MFでダニーロ・カタルディとマテオ・ゲンドゥージの先発を予想。「カタルディは常にダービーで良い試合をしてきた。ゲンドゥージと組めば良い守備になるうえ、攻撃への切り替えのクオリティもある」と語ったている。

そしてトップ下のポジションについては、不動の10番ルイス・アルベルトではなく、鎌田の起用を求めその理由を明かした。

「トップ下はルイス・アルベルトとフェリペ・アンデルソンかって? いや、私はカマダをプレーさせたい。ルイス・アルベルトではなく、カマダだ。あくまで私の感触だけどね。なぜならラツィオは現時点において、コンディションを落としているルイス・アルベルトとチーロ・インモービレの2人を同時に支えることはできないからだ。前半からインモービレをプレーさせた後、交代でルイス・アルベルトを起用するなどしないとね」

しかし、トゥドールはこれまでの2戦において鎌田を守備的MFで起用。マテオ・ゲンドゥージと同時起用した際は、フランス人MFをトップ下でプレーさせている。ジョルダーノ氏は、その背景について分析。「ゲンドゥージをトップ下に置くのは、おそらく可能な限り高い位置からプレスを仕掛けたいからだろう。一方、中盤においてはクオリティを求めている。カマダはクオリティの点でゲンドゥージに勝っている」と説明した。

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