2024-03-20-lazio-kamada-luis-alberto-immobile(C)Getty images

新生ラツィオで“不動の10番”と立場が逆転?鎌田大地の状況を伊紙が分析「よりスピードを保証でき…」

ラツィオMFルイス・アルベルトと鎌田大地の状況ついて、イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』が特集記事を組んで注目した。

今季マウリツィオ・サッリ前監督時代にはセリエAで26試合に出場するなど、中盤の絶対的なレギュラーに君臨していたルイス・アルベルト。しかしサッリが辞任し、イゴール・トゥドールが指揮官に就任した後は、2試合連続でベンチスタートに。代わりに中盤の一角として、鎌田が2試合続けて先発入りしている。

そして『コリエレ・デロ・スポルト』は、ルイス・アルベルトについて「居場所の確保に苦戦し、プロジェクトから滑り落ちようとしている」と指摘。「3試合で合計98分、リーグ戦だけならわずか26分」の出場にとどまっているとしつつ、「イル・マーゴ(魔法使いの意味でルイス・アルベルトの愛称)はトゥドール新体制の中盤において、事実上、最後尾の選択肢となった」と綴った。

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「(ルイス・アルベルトにとって)何かうまくいかないことが起きたのか、それとも単純にクロアチア人監督が他の選手たちの方が自身のプロジェクトでより機能すると考えたからなのか」と疑問を提示し、スペイン人MFの序列転落の原因を分析している。

さらに、サッリ体制では苦戦していた鎌田について、イタリア紙はトゥドールの戦術に適した能力として「よりスピードやギアチェンジ、ゴールを背にした動きを保証できる」ことを挙げて鎌田の適性を強調。また、クロアチア人指揮官が「ふさわしい能力を持っている。強い選手だ」と元フランクフルトMFに賛辞を贈ったことも紹介している。

同メディアは、ルイス・アルベルトは2016年夏からラツィオでプレーし「ラツィオの中心であることに慣れていた選手であり、違いを作り出してきたチーム内で最も才能ある選手」と指摘も。しかし、「徐々に滑り落ち、ますます構想外となりつつある予感がする」としつつ、「トゥドールの新たな要求に急いで適応するという彼の魔法が求められている」との見方を示した。

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