Daichi-Kamada(C)Getty Images

鎌田大地のラツィオにおける現状をイタリア紙記者が分析「私が確認した限り…」

新生ラツィオで脚光を浴びるMF鎌田大地について、イタリア紙『イル・メッサッジェーロ』のアルベルト・アッバーテ記者が見解を示した。

先月、クロアチア人指揮官イゴール・トゥドールが監督に就任すると、直近の2試合でフル出場を果たすなど、活躍の場を与えられ始めた鎌田。だが、昨夏にラツィオと結んだ契約は、今シーズン終了後に期限を迎えるため、今後の動向に注目が集まっている。

ラツィオのアンジェロ・マリアーノ・ファビアーニSD(スポーツディレクター)は先日、クラブ公式メディア『Lazio Style TV』のインタビューで鎌田の去就に言及。現時点で2年間の契約延長オプションは行使されるかどうかが未定であることを示唆した。

以下に続く

「カマダについては明確にしておきたいことがある。カマダとは1年間の契約を結んでいる。われわれとしては3年などの複数年契約を望んでいたが、代理人とおそらく選手本人が『1年間試してみたい。それから延長オプションが行使できれば…』という話だった」

「彼はフランクフルトで重要な結果を残していて、われわれには素晴らしい選手に見えた。したがってわれわれは、彼にこのオプションも与えることに決めたんだ。シーズン終了後、彼と代理人が何を希望するのか見守ってみよう。重要なのは、計画的に前進していくことだ。人生においては、誰もが貢献できる一方、誰一人として代えの利かない者はいないものだと思っている」

そんな鎌田の去就について、地元ラジオ局『ラディオセイ』の番組に出演したアッバーテ記者も見解を示し、シーズン終了後の退団が規定路線であると主張する。

「私が確認した限り、カマダはすでに退団を決めている。確かにトゥドールの下では居心地よく過ごしていて、フランクフルト時代にも経験したシステムを気に入っているように見える。サッリの戦術よりも、トゥドールの方がやりやすいのだろう」

「だからと言って、彼は、自身が持つ2年間の延長オプションの権利を行使するかの決断を変えたわけではない。延長オプションの行使期限? 契約期限の6月末だ。契約よりも早く期限を迎えるというわけではない」

広告