2024-03-27-lazio-daichi-kamada-guendouzi(C)Getty images

ラツィオ新指揮官の鎌田大地の起用法に「練習を見た中で圧倒的に驚いた」伊紙記者が吐露

ラツィオの新指揮官イゴール・トゥドールの初陣へ向けて、イタリア人ジャーナリストのアルベルト・アッバーテ氏が地元ラジオ局『ラディオセイ』の番組内で見解を示した。

MF鎌田大地は昨夏にラツィオに加入すると、マウリツィオ・サッリ前監督下で出場機会の確保に苦しんだ。だがサッリ前監督は前節のウディネーゼ戦終了後に辞任。トゥドール監督が新指揮官に就任したことで、起用法の変化に注目が集まる。

そんな中、イタリア紙『イル・メッサッジェーロ』のアッバーテ記者がラジオ番組において、クロアチア人指揮官の3-4-2-1のシステムを分析した。まず、チームの中心となるメンバーについて「確信を持てる選手はいない」としつつ、アダム・マルシッチ、マテオ・ゲンドゥージ、マッティア・ザッカーニの3人を「最初の選択肢」であると主張。ただ、代表戦に出場していた選手を試合開始から起用するかどうかも見極める必要があると指摘した。

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イタリア紙記者はさらに、トゥドールが練習において守備的MFの位置で鎌田とダニーロ・カタルディと交互にプレーさせていたことに言及している。「選手を交互に起用していたポジションはセンターフォワードと守備的MFだけだ」と伝えた。

ただ、マティアス・ベシーノがウルグアイ代表で不在だった影響もあるとみられ、「私はカマダが守備的MFとはまったく考えていない。私は監督ではないし、何も分かっていないのかもしれないが、このフォーメーションでカマダを(守備的MFに)起用したら、あまりにもバランスが崩れてしまうように思う」と述べた。

アッバーテ記者は、鎌田がカタルディやニコロ・ロヴェッラと同様に、中盤でゲームの組み立ての役割を担う可能性について問われると、自身の見解を示した。

「練習を見た中で圧倒的に驚いたのは、カマダが中盤でプレーしていたことだ。唯一説明がつくとしたら…。4-3-3から3-4-2-1へ移行したことで、ペドロとザッカーニ、(グスタウ)イサクセン、フェリペ・アンデルソンのうちの2人が外れることになる」

「ルイス・アルベルトをより高い位置(トップ下)で起用するとして、カマダまで失わないために彼を守備的MFに入れようとしたのではないだろうか。だが納得できる答えではない。私はカマダが3-4-2-1にぴったりだと思っていただけに驚いた。カマダはトップ下で抜てきされると思っていた。これが、これまでのところ私が予期していなかった最大の驚きだ」

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