20220325_Yamane_Mitoma(C)Getty images

サッカー日本代表でも阿吽の呼吸が炸裂! 先制アシストに山根「守田と目が合った」「薫は絶対あそこにいる」

川崎フロンターレに所属する日本代表DF山根視来が、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選オーストラリア代表戦後の取材に応じた。

日本は24日、敵地に乗り込んでオーストラリアを2-0で撃破。互いに積極的な姿勢を示す中で優位を保った日本だったが、なかなか得点が奪えず。終盤に三笘薫が投入されると、89分、94分と立て続けにネットを揺らし、日本のW杯本大会出場が確定した。

この試合では、長らくファーストチョイスとしてプレーしてきた酒井宏樹が負傷により不参加。右サイドバックとしてフル出場した山根は試合後、「プレッシャーを感じていました」と認めつつ、自身の持ち味を出すことに集中していたことを明かした。

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「得点、アシストで自分の強みを出すという気持ちで、リスクがあってもゴール前に入って行こうとしていたので、そういうプレーができたのではないかと思います」

実際、三笘の1点目の場面では山根がボックス右に走り込んで守田英正からのパスを引き出し、態勢が整わない中でも中央に折り返してアシストをマーク。かつて川崎Fで同僚としてJリーグを席巻した3名が絡み、それぞれの持ち味を十分に発揮しての値千金弾となった。

「横目で守田(英正)と目が合った時に、たぶん後ろで隠れていましたが絶対入ってくるという感覚はあったので。クロスに関しては(三笘)薫は絶対あそこにいると思っていたので、無理やり上げて薫らしく決めてくれました。彼が入ってくるポイントと僕の上げるポイントは川崎Fの時からずっと意思疎通ができていたので、それが点に繋がって良かったです」

現在は守田はポルトガルのサンタ・クララ、三笘はベルギーのユニオンへと渡っている。それでも、山根は元同僚とともに代表でプレーしたことで「そこのアドバンテージがオーストラリア守備陣を上回ったかなと思います」と、以前深めていた連係が発揮されたことを喜んだ。

W杯出場を決めた日本だが、最終予選では最後に29日のベトナム代表戦が残っている。ホーム・埼玉スタジアム2002で行われる凱旋試合であるとともに、各選手にとってはW杯に向けたアピールの場にもなるが、攻撃的SBとして知られる山根は再び自身の価値を示すことができるのだろうか。

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