Simone InzaghiGetty

契約問題で渦中のシュクリニアル退場にインテル指揮官「ホームで35分は経験がない」

インテルの指揮官シモーネ・インザーギがエンポリ戦を振り返り、退場処分を受けたDFミラン・シュクリニアルに言及した。イタリアメディア『スカイスポーツ』に語っている。

18日にサウジアラビアで行われたスーペルコッパ・イタリアーナでミラノダービーを制し、今シーズン初のタイトルを獲得したインテル。だがその勢いは長く続かず、23日のセリエA第19節では格下のエンポリにホームで0-1と敗れた。

インザーギ監督は「この試合の難しさは分かっていたが、重要な一戦に敗れて我々の歩みはスローダウンしてしまった。数的不利のハンデを背負い、最高の夜にはならなかった。対等であれば結果は変わっていたかもしれない」と落胆を隠せない。

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エンポリ戦の行方を左右したのは、インテルとの契約延長に難色を示しているとされて移籍市場をにぎわせているシュクリニアル。インザーギ監督は、インテルのキャプテンマークを巻きながら前半だけで2枚のイエローを提示されて退場処分を受けたスロバキア代表DFについて、自身の見解を示した。

「ファウルのシーンは確認していないが、ホームで35分に退場というのは経験したことがなかった。だが選手は落ち着いているように見える。契約延長に関して停滞期にあることは分かっている。クラブは彼や契約期限が近づく他の選手たちのために取り組んでくれている」

セリエA前半戦を12勝1分6敗の37ポイントで終えたインテル。順位表では3位だが、首位を快走するナポリとの差は「13」へと広がり、逆転でのスクデット獲得は困難となった。インテル指揮官は「いくつか悔いが残る形で前半戦を終えることになってしまった。ナポリとの13ポイント差は大きいが、これから目の前の1試合ごとに向き合っていかなければならない」と語った。

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