maeda celtic(C)Getty Images

前田大然がドリブル突破からOG誘発!セルティック、宿敵との天王山を制し三連覇に王手

スコティッシュ・プレミアシップは11日にセカンドステージ第3節が行われ、セルティックとレンジャーズが対戦した。

スコットランドを代表する名門、セルティックとレンジャーズによる伝統の“オールドファーム”。この試合を含めてシーズン残り3試合となった中、勝ち点84でセルティックが首位、勝ち点81でレンジャーズが2位という状況で天王山を迎えた。セルティックでは、古橋亨梧、旗手怜央、前田大然が先発に入り、岩田智輝がベンチスタートとなっている。

セルティックは開始1分で古橋にチャンスが訪れるなど、ホームの大歓声を浴びて前に出る。8分にはゴール手前で旗手がFKを獲得すると、オライリーが際どいシュート。15分、19分とファビオ・シウバにチャンスを許したが、25分に旗手のパスからオライリーがミドル。さらに31分、ボックス内で待っていた古橋が鋭い振りからシュートを放ったが、GKバトランドのファインセーブに阻まれた。

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すると35分、セルティックが先制に成功する。右サイドに人数をかけて打開すると、オライリーがニアを撃ち抜いた。さらに38分、左サイドのスペースに飛び出した前田がドリブルで侵入してクロスを送ると、相手に当たってゴールイン。一気に2点をリードした。なお、セレブレーションの際にファンと抱き合って喜んだ前田にはイエローカードが提示されている。

しかし、レンジャーズも反撃。40分、左サイドのクロスからスターリングが折り返し、最後はデセルスが頭で押し込んだ。1点差に詰め寄ったレンジャーズだったが、前半アディショナルタイムにアクシデント。ランドストラムが足裏を見せたタックルでボールを奪いに行くと、VARレビューの結果、一発退場に。10人で45分以上を戦うこととなった。前半はセルティックのリードで折り返す。

数的優位に立ったセルティックは、後半立ち上がりから主導権を握って敵陣で試合を進める。一方で相手のカウンターになりそうな場面は前田が強烈なプレスバックで防ぎ、サポーターの大歓声を浴びている。

すると51分、ボックス内でオライリーが倒されてセルティックがPKを獲得。しかし、オライリーのキックはGKバトランドが完璧にストップ。ビッグチャンスを逃した。60分には前田がネットを揺らしたが、ここはオフサイドでノーゴール。セルティックは3点目が遠い。

試合を決めたいセルティックは71分、古橋とフォレストを下げてイーダとクーンを投入する。さらに80分、旗手に代えて岩田をピッチに送り出した。83分にはイーダに決定機が訪れたが、押し込むことはできず。89分には、岩田のスプリントから最後は前田がボレーを叩き込んだものの、これもオフサイドでゴールは認められなかった。

結局最後まで3点目は奪えなかったセルティックだが、レンジャーズの追加点も許さず。2-1で伝統の一戦を制した。この結果、宿敵を下し勝ち点87に到達。2位レンジャーズとの差を「6」まで広げることに成功し、残り2試合でリーグ三連覇へ王手をかけた。

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