レアル・マドリーMFトニ・クロースが、英『The Athletic』のインタビューに応じ、昨シーズンの不調を振り返った。
2014年にレアル・マドリーに加入し、すぐさま絶対的な存在となったクロース。公式戦には264試合に出場。ドイツ代表MFの加入以降、レアル・マドリーはチャンピオンズリーグ(CL)史上初の三連覇やリーガ制覇を成し遂げている。
しかし、三冠後の翌シーズンとなった2018-19シーズン、レアル・マドリーは無冠に終わり、リーガでも3位で終えた。当時を振り返ったクロースは、「僕らの多くは昨季最高のフットボールができていなかった」と素直に認め、2018年のクリスティアーノ・ロナウドの退団が大きな影響を与えたと語っている。
「CL三連覇後、少しシャープさを失ってしまった。そしてC・ロナウドが毎年保証してくれた40~50ゴールを失い、適応するのに時間がかかったね。だけど、レアル・マドリーではそれは許されないんだ」
それでも、自信は失っていない。テニス界のスーパースターを例にとり、世界トップレベルで戦えると宣言している。
「昨シーズン(ラウンド16で)アヤックスを前に敗退した時、多くの人間が『これがこのチームの終焉』と話していた。何度も下り坂だと書きたてられた。でもそれは、その批判がすべて間違っていることを証明するために、新たなモチベーションを与えただけなんだ」
「周りが(ロジャー)フェデラーを見るような感じを思い出すね。彼が34歳の時、みんなはそのように見ていた。でも36歳の時でも、彼は28歳のようなプレーをしているんだ」
「クオリティを失うことなんてない。僕らはまだ過去じゃないんだ」
「夢中になることにはあまり意味がない。カギとなるのは、ハードワークと落ち着きなんだ。僕はナーバスにならないという才能に恵まれた。全員でプレーして、普段のレベルに戻れると確信していたよ」
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