アーセナルのミケル・アルテタ監督は、ボーンマス戦の判定について言及した。
4日に行われたプレミアリーグ第36節で、ボーンマスをホームに迎えたアーセナル。立ち上がりから圧倒した中でなかなか先制点を奪えなかったが、45分にハヴァーツが獲得したPKをサカが決めて先制に成功する。70分にはトロサールが追加点を奪うと、その直後に一度ネットを揺らされたが、GKラヤへのファールがあったとしてVARレビューの結果ゴールは取り消し。そして終盤にライスがダメ押しの3点目を奪い、3-0で快勝を収めた。
これでリーグ戦4連勝を達成し、勝ち点を83まで伸ばしたアーセナル。残り2試合となった中、2位マンチェスター・シティ(1試合未消化)との差「1」を維持することに成功した。しかし、この試合のVAR判定は現地で話題に。ハヴァーツが獲得したPK、さらにGKラヤへのファールで取り消された得点はいずれもアーセナルにとっては有利に働いたが、疑問の声も上がっていた。
そんな中、アルテタ監督は試合後の会見でVAR判定について問われると、以下のように答えている。
「正直に言おう。そういう質問が来ると思っていたから見ていないよ! アナリストに確認するかどうか聞かれたけど、『ノー』と言ったんだ。そうすれば真実を話せるし、『見ていない』と言えるからね。ダビドのシーンはファールの印象があったけど、遠すぎて見えなかった。ブカヨのシーン(PK)はわざとかどうかはわからないし、私には判断が難しいよ」
また、ハヴァーツがPKを獲得した場面には「判定を見た時は本当に嬉しかった。そして、ブカヨが決めた時はもっと嬉しかった。カイはダイブするような選手じゃないけど、その場面は見てないよ」と語った。
これで残り2試合となったアーセナル。20年ぶり優勝へ向け、残すは12日のマンチェスター・ユナイテッド戦、19日のエヴァートン戦のみとなった。最後の2試合へ向け、指揮官は意気込みを語った。
「本当にワクワクしているよ。9カ月半戦ってきて、あと2週間だ。心からやり遂げたいと思っている。ここにタイトルをもたらしたいね」