20231205_Shunsuke_Nakamura(C)Getty images

中村俊輔氏が明かす指導者キャリアでの苦悩「40歳を超えてまだ1年目。焦りもある」

2022シーズン限りで現役を引退した元日本代表MF中村俊輔氏が、指導者キャリアを歩んでいる中での困難を語った。

中村氏は5日、「2023Jリーグアウォーズ」に登壇して槙野智章氏らとともに功労選手賞を受賞。日本を代表する選手として海外クラブでプレーした期間も長かったが、横浜F・マリノスやジュビロ磐田、横浜FCでのプレーを通じて国内サッカーへも大きく貢献した。

「2023Jリーグアウォーズ」後のメディア取材に応じた中村氏は、受賞を喜んだ。

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「長くやってJリーグのために尽くしてくれたという意味を込めた賞だと思うので、光栄に思います。受けられなかった人、例えばJ2とか、J3でも日本サッカー界のために頑張った方もいるので、そういう方も含めての。今日はちょっと年齢が一番上だったので、(授賞式での授与時は)自分が受け取りました。受け取るにふさわしい恰好をしていたのは槙野(智章)じゃないかなと思いますけど(笑)。そういう気持ちで受け取りました」

派手なスーツを着用して登壇していた槙野氏に言及しつつ、冗談めかしながら語った中村氏。一方で自身としては現役引退後、指導者としてのスタートシーズンとなったが、選手生活が長かっただけに焦りもあると明かした。

「難しかったですね。自分よりも年齢が低い、(ものを言うのは)年齢ではないですけど、岩政(大樹)とかもああやって監督(2023シーズン限りで鹿島アントラーズを退任)をやっている中で、自分が40歳を超えてまだ1年目。指導者としての焦りもあるし、今年A級(ライセンス)を受けに行って色んなことが刺激になったり、いっぱい学べることがあると思うので、その焦りはあります」

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