Jリーグが25日に開催した「Jリーグ30周年オープニングイベント」の中で、松木安太郎氏が解説者としてのキャリア当初を振り返った。
「Jリーグ30周年オープニングイベント」は、開幕30周年となる2023シーズンのスタートに先駆けて開催。野々村芳和チェアマンや内田篤人氏など豪華な面々が集ったイベントでは、「Jリーグの未来を考える」というトークテーマで議論も交わされた。
野々村チェアマンが今後のJリーグの課題としてメディア露出の頻度を掲げたところで、中村憲剛氏がインタビューなどを受ける際に選手側も知ってもらう「心構え」が重要だと語れば、内田氏もSNSなどを活用した「選手側の発信」と答える。その流れから、松木氏は日本サッカーにおけるメディア活用の変化の大きさを口にしている。
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「僕は現役を引退して監督をやって、その後にテレビのお仕事をさせていただいている時に、結構当時は、30年前は批判も受けまして。『現場に居た人間がメディアに出るのはおかしいじゃないか! 』なんてそんな時代から知っておりますので、すごく良い進歩だなと思っています。」
現役時代に読売クラブや日本代表で活躍した松木氏は、1993年から2001年にかけてヴェルディ川崎、セレッソ大阪、東京ヴェルディ1969の指揮官を歴任。その後、大きなリアクションや率直な表現などを武器に、異色のスタイルながら日本を代表する解説者の一人としてサッカー界に貢献し続けている。