hashimoto_kento(C)Getty Images

E-1以来の日本代表復帰を目指して…ウエスカMF橋本拳人「常に入りたいという思いでプレーしている」

スペイン2部のウエスカは11日、MF橋本拳人のオンラインイベントを開催。スペインでの生活や日本代表への思いを語った。

FC東京の下部組織出身で、2012年にトップチームに昇格した橋本。フィジカルの強さを生かしたボール奪取能力と2列目からの積極的な飛び出しを武器にFC東京でレギュラーを掴むと、2020年夏にロシア1部リーグのロストフに移籍。同国によるウクライナ侵攻の影響で、2022年3月にヴィッセル神戸に移籍し、約半年間プレーした後、同年8月にスペイン2部のウエスカに完全移籍を果たした。

小さい頃からスペインでのプレーが夢だったと語る橋本。そのきっかけは「小さい頃にバルセロナやレアル・マドリーの試合をよく見ていました。純粋に僕が見ていた当時、とても有名なチームがスペインに多かったので、そのころから漠然とスペインでプレーしたいなと思っていました」と語る。そんな中、当時フォワードでプレーしていたという橋本は、自身の憧れの選手が元カメルーン代表FWサミュエル・エトー氏や元フランス代表MFジネディーヌ・ジダン氏だったとも明かした。

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スペインでの生活は充実しているようで、サッカー面では元々同国に抱いていたイメージと違った部分はあったものの、環境面は想像していたとおり過ごしやすいという。

「サッカーに関しては、ティキタカみたいなイメージは持っていましたけど、監督によってカテナチオみたいなチームもあれば、カウンターを武器とするチームもあるので、スペインといえばパスサッカーというイメージはなくなりました。国の文化や人の温かさは想像していた通りで、陽気な人が多いのですごく過ごしやすいし、ストレスなく生活ができています。そこは思っていたよりも良かったですね」

2019年には日本代表デビューも飾った橋本だが、2022年の夏に開催されたEAFF E-1サッカー選手権を最後に代表からは遠ざかっている。しかし、本人は「代表には常に入りたいという思いでプレーしています」と復帰への思いを語る。

日本代表は現在、ビッグクラブで活躍している選手が多数。橋本も「日本代表の選手たちが所属しているチームのレベルがここ数年ですごく上がってきていて、選手たちのパフォーマンスもすごく良いなと思って見ています」と語る中、そんな代表に加わっていく意気込みも口に。「スペイン2部でプレーして圧倒的な活躍をしないと入れないところだと思っていますし、クラブのレベルとしてもスペイン1部や5大リーグでスタメンでプレーし続けないと難しい場所だと思っているので、まずはウエスカでチームの順位や自分のパフォーマンスを上げることを意識しています。目標の1つではあるので、自分のチームで頑張りたい」と今後のさらなる飛躍を誓った。

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