ユヴェントスの主将DFジョルジョ・キエッリーニが、自身の自伝本の中でパリ・サンジェルマン(PSG)に所属するFWマウロ・イカルディに賛辞を贈った。
キエッリーニは先日、発売する自伝本の一部を公開。その中で元イタリア代表FWのマリオ・バロテッリについて「平手打ちをすべき」と綴ったほか、元ブラジル代表MFフェリペ・メロに至っては、「最低の中の最低な人物」などと痛烈に批判して物議を醸した。しかしバロテッリらへ向けた毒舌から一転して、同じ自伝本の中で、PSGに所属するイカルディを絶賛していることが明らかになった。
「僕がこれまでに対戦してきた偉大なFWの中では、イカルディを非常に尊敬している。エリア内の彼はまるでヘビのようでマークするのは困難。凄まじい選手だ。僕には耳の痛いことだが、マウロはユーヴェ戦で何度もゴールを決めている」
「それにマウロは好青年でもある。僕はそう確信している。チームプレーの面で足りない部分があるかもしれないが、彼は世界レベルのセンターフォワード。分かりやすく言えば、特徴は違うが(ダヴィド)トレゼゲのような選手だ。エリア外で改善すべき点はあるが、エリア内では決定的。典型的なフィニッシャーで、(エディン)ジェコや(カリム)ベンゼマ、(ゴンサロ)イグアイン、(ロベルト)レヴァンドフスキのようにもっとビルドアップに参加するCFとはかなり違う」
ユーヴェ主将は、そんなイカルディをインテルが売却したことについて持論を展開した。
「インテルでは何かが起きたのだろう。しかし技術面から見ると、なぜあのようなカンピオーネがインテルに残留しなかったのかと疑問に思う。15年あれば、あと200ゴールは決めてくれただろうに。僕はユヴェンティーノとして言うが、それが実現しなくてラッキーだったよ。イカルディ、(ロメル)ルカク、ラウタロ(マルティネス)が揃ったインテルを想像してみて欲しい」
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