■外は雪景色。中は暖かなドーム
新千歳空港に到着する。空港からはバスで札幌ドームへ向かった。約1時間の乗車。札幌ドームの周りにはまだ雪が積もっていた。
Jリーグ提供例年よりは暖かいとみんな言っているが、やはり東京とは違う寒さだ。急ぎ足でドームの中に入る。中は暖かい。人気のスタグルは「GINZA LION」。ラーメンもチャーハンも唐揚げもポテトもなんでもある。
買った後はベンチに腰掛けて仲良く食べているサポーターが多くいる。ホーム開幕戦のワクワク感が伝わってくるようだ。
Jリーグ提供 Jリーグ提供ドームだけあって、札幌ドームは照明での演出がやりやすい。そして、何より冬でも中は暖かいのは快適だ。この日メンバー外の小野伸二と会った。相変わらずの笑顔だ。
■アンデルソン・ロペスが消えた
14時3分、キックオフ。ではハイライトをどうぞ。
19分、札幌が先制。宮澤裕樹からの縦パスを受けた鈴木武蔵のゴールは見事だった。
36分に清水の松原后がCKに頭で合わせて試合を振り出しに戻す。前半アディショナルタイムにはアンデルソン・ロペスがPKを沈め、再び札幌が突き放した。
札幌が2-1でリードして後半に入る。チーム3点目はまたもや宮澤からのつなぎ。見事なサイドチェンジのパスを受けた右サイドのルーカス・フェルナンデスが切り込むと、パスのこぼれ球を再びアンデルソン・ロペス。宮澤のリベロが本当に効いている。
そのチーム3点目を決めたあと、看板を飛び越えたアンデルソン・ロペスが消えた。
Jリーグ提供札幌ドームは移動式ピッチのため、看板のフェンスの後ろは高低差がある。札幌ドームに慣れていないとはいえ、大ケガにならなくて良かった。アンデルソン・ロペスはその後、力も抜けたのかさらに2得点、計4得点を挙げた。札幌が清水を5-2で下し、ホーム開幕戦を12年ぶりの勝利で終えた。
鈴木武蔵、アンデルソン・ロペス、チャナティップ。3人のスピードとテクニックは相手にとっては脅威だ。右サイドのルーカス・フェルナンデスもテクニックとスピードがある。左サイドの菅大輝は、スピード、パワー、運動量がある。そして中盤の深井一希と荒野拓馬。3バックの進藤亮佑、宮澤、福森晃斗、GKク・ソンユン。全体のバランスが良い。
この日のスタメン平均年齢は24.36歳。アカデミー出身選手は、進藤、荒野、深井、菅の4名。札幌が着々と進化していると感じた。
観客は22,692人。次のホームゲーム、17日の鹿島アントラーズ戦はもっと増えそうだ。
一方の清水。この日札幌の攻撃を止められなかったが、決して悪い内容ばかりではなかった。最後に得点を奪い、途中出場から2試合連続得点の滝裕太は19歳。ユースから昇格して2年目。短い出場時間の中でも非凡なプレーを見せた。今後が楽しみな選手だ。
先制点を決めた鈴木武蔵と写真を撮った。確実に成長中。スピードに加えて、シュートもうまくなっている。顔つきも変わってきた。
Jリーグ提供この日のヒーローはやはりアンデルソン・ロペス。2016年、2017年はサンフレッチェ広島で、2018年はFCソウルでプレー。いろいろと苦労してきた。このまま札幌で輝いてほしい。まだ25歳。何かやってくれそうな雰囲気がある。観ていて楽しいアンデルソン・ロペス。この名前をどうぞ忘れずに。
今、札幌から目が離せない。
■札幌に来たからには、ラーメン
選手、関係者と話をした後、札幌ドームから歩いて15分くらいの場所に位置する月寒(つきさむ)温泉へ行った。空港からのバスで見つけて気になっていた。
Jリーグ提供源泉かけ流しの大きくてきれいな温泉だった。札幌ドームの試合の後、時間のある方はどうぞ。
そして、やっぱり札幌に来たからには、ラーメンだ。月寒温泉のすぐ近く「麺屋 高橋」へ。小さなお店で、魚介類系のつけ麺が有名らしい。夕方は18時開店とのこと。温泉に入って18時過ぎに行ったのに、すでに1席空いていただけ。その後も続々と地元の人が訪れていた。たしかに美味しかった。「麺屋 高橋」、皆さんもぜひどうぞ。
Jリーグ提供札幌vs清水戦、月寒温泉、そして「麺屋高橋」のつけ麺。大満足の一日だった。
何より昨日から急に酷くなった花粉症も、札幌に来たらまったく症状が出ない。また札幌に来ないと。今度は泊まって帰りたい。
文=原博実/【写真提供=Jリーグ】
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