20200317_Tyrone_Mings(C)Getty images

【動画】レスターvsアストン・ヴィラのPKが物議…当たったのは肩?腕?

気になったジャッジを徹底解説する「Jリーグジャッジ リプレイ」の第4回が、「特別編3」として17日にDAZNで先行配信された。

今回は、お馴染みのJリーグ原博実副理事長、Jリーグウォッチャーの平畠啓史さんに加え、JFA審判1級インストラクターの小幡真一郎氏が2度目の登場。SNSでつぶやきが多かったシーンを解説した。

『Goal』では同コンテンツの中から、注目のジャッジをピックアップ。第4回は、9日に行われたプレミアリーグ第29節のレスター・シティvsアストン・ヴィラより、アストン・ヴィラDFタイロン・ミングスのハンドとなった場面について取り上げる。

以下に続く

■腕を動かす“意図”はある

議論されているのはレスターがチャンスを迎えた61分のシーン。左サイドに抜け出したMFハーヴィー・バーンズがボックス内まで進行し、中央にパスを送ると、ミングスが身体を投げ出すようにしてクリア。しかし、主審は笛を鳴らし、PKの判定を下す。

ボールが当たったのは腕と肩の境目の辺りであり、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)によるオンリーレビュー(主審がモニターを確認せず音声通信のみで判断)が行われたが、判定は変わらなかった。

この場面は“原博実セレクション”として取り上げられており、原副理事長は「ハンドって肩のどこからどこ?これは当たったところが本当に肩の角の辺りだと思う。一方で、肩なんだけど当たり方が意図的。これをどう見るかというのを議論したい」とピックアップした理由を説明。続けて、「これは本当に難しいと思う」と語りつつも自身の見解を示した。

「これはやっぱりハンドでいいような。腕を使おうとする意志がすごく強くて、結果的にはここ(肩の角の辺り)なんだけど、その使おうとした意志。迷うところはありますが、でもこれはハンドってとられても仕方ない」

一方、平畠さんは「リフティングの上手い人が肩でやるじゃないですか」と反例を持ち出し、「肩はセーフじゃないかなと。あれは一か八かの勝負だったと思いますよ。もしちょっとでも下に当たったらハンドだったと思う。なんとかして守りたいというそのディフェンスの気持ちみたいなものを僕はくんであげたい」と、ノーハンドを主張した。

意見が2つに分かれるなかで、小幡氏はファウルについて記された競技規則第12条「手や腕をボールの方向に動かす場合を含め、手や腕を用いて意図的にボールに触れる」を根拠に、ハンドとの見解を示す。

「(競技規則第12条には)腕または手と書いてある。で、腕ってどこからどこですかと。僕が解釈していたのは、腕は付け根、この肩の付け根から手首までが腕だという判断をしていた。それをボールに向かって出しているようなプレーでしたので、そっちの印象がやっぱり強い。どこに当たっているかははっきり分からないかもしれないけど、腕の付け根辺りに当たって、ボールに向かって(腕を)出しているので、レフェリーはハンドにしたのではないかなと」

さらに、このシーンでは主審がモニターを確認するオンフィールドレビューを採用しなかったことも議論の的に。それについても、VARが「はっきりとした明白な間違い」を正すためのシステムだという前提に基づき、小幡氏は肯定的な意見を述べた。

「(VARは)たぶんもっと色々な角度から見ている。(番組内で表示されている)この2画面だけではなくて色々なものを総合した。(VARが進言するのは)レフェリーが判断したことが明らかな間違いかどうかだけです」

なお、今回のジャッジリプレイでは、このほかにも2019シーズン明治安田生命J1リーグ第17節FC東京vs横浜F・マリノスの89分、2019シーズンJ3リーグ第13節Y.S.C.C.横浜vsAC長野パルセイロの89分からハンド、2019シーズンJ3リーグ第11節ザスパクサツ群馬vsガイナーレ鳥取の13分からオフサイドについての事象を取り扱っている。

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「※」は提携サイト『 Sporting News 』の提供記事です
「☆」は提携サイト『 DAZN News 』の提供記事です

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