ミランの指揮官ステファノ・ピオリが5日、サンプドリア戦の前日会見に出席し、新加入のスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモヴィッチなどについて語った。
今冬の移籍市場において、セリエA暫定12位からの再起を図るミランに強力な助っ人イブラヒモヴィッチがやって来た。成績不振の責任を問われて解任されたマルコ・ジャンパオロの後任として昨年10月からミランの指揮を執るピオリは、6日にホームでのサンプドリア戦を控える中、今後に期待を寄せた。
「我々がこれまでに獲得したポイントはあまりにも少なすぎる。今こそ方向性を変えるべきだ。これまで良いとは言えないシーズンだったが、これからの21試合で変えられる。ベルガモでの試合（0-5で敗れたアタランタ戦）は歴史に残る汚点となり、今も傷口から流れ出る血が止まらないが、明日から治せるはずだ」
続いてミラン指揮官は、新加入のイブラヒモヴィッチに言及。チームへの適応にやや時間が必要であることを明かしつつ、すでにチーム内でイブラ効果が表れていることを強調した。またサンプドリア戦でのデビューの可能性があることを示唆した。
「ズラタンの挨拶は言葉も態度も良かった。徐々に自身の居場所を獲得しているが、もう少し時間が必要になるだろう。彼のおかげでチームの環境に変化が生まれ、それがあらゆる場所で感じられる。イブラはイブラであり、どこにでもいるような存在ではない。今日もロッカールームを去るのが最後だったし、現在もみんなが知っているような王者であることを証明しようと意気込んでいる。闘志、情熱、熱気に溢れているし、状態も良く、招集されている。つまりプレーするチャンスはあるということだ」
「彼が我々にとって“祖国の救世主”などとは思っていないが、試合や毎日の練習において常に付加価値となるだろう。ただ全員がもっと力を発揮しなければならないし、イブラだけの力で勝つわけではない。彼は技術面やパーソナリティーにおいて、私も含めた全員にとっての刺激となるはずだ。我々の状況は理解しているし、熱気が諸刃の剣となることはないだろう。ファンはズラタンが出場することを望んでいる？いくら期待されているからと言って、私の選択が変わるわけではない。彼とは5分前にもスウェーデンで彼の像に起きたことついて話をしたばかり。世界は悪意に溢れているが、彼に動揺は見えなかった。イブラは1人で準備を整えていて、あとはリズムを取り戻すだけ。練習を続けることで戻って来るだろう。彼と（クシシュトフ）ピョンテクの同時起用？バランスが重要だが、誰もが一緒にプレーすることができる」
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「※」は提携サイト『 Sporting News 』の提供記事です
