マンチェスター・ユナイテッドのポール・ポグバとリヴァプールのレジェンド、グレアム・スーネス氏が舌戦を繰り広げている。
2016年夏にユヴェントスからマンチェスター・Uに帰還したポグバ。しかし、当時の世界最高額と報じられた移籍金に見合った活躍を継続的にしているとは言い難く、サポーターやクラブOB、さらに解説陣から頻繁に非難を浴びる。中でも『スカイスポーツ』などのご意見番で知られるスーネス氏は、離脱が長引く今シーズンのフランス代表FWに対して「真剣にリハビリに取り組んでいない」などと苦言を呈していた。
多くの批判を受けるポグバは『UTD Podcast』の中で、スーネス氏の話になり「誰かわからない。偉大な選手だったと聞いたことはある。顔はわかると思うけど、名前はわからない。僕はフットボールの試合をよく見るけど、“なぜああした”や“なぜこうした”みたいなことを議論する試合後のことを見聞きしない」と言及。
続けて、スーネス氏だけではなく、多くの解説者がポグバのことに言及することを受け「彼らは僕のことを恋しがっているだけじゃないかな、知らないけど」と話し、以下に続けた。
「僕はスカイニュースをいつも見ている人間ではないし、試合が終わってからも試合を繰り返して見るから、コメントなんて聞いていない。フットボールのことを知っていれば、他人からの意見は必要ない。いつも“ポールがこうした。ポールが…ポールが…”って言っているのを耳にする。いつの日か彼らになぜ僕の話ばかりするのか聞いてみたいね」
「でも、もう慣れてしまったよ。本当に慣れてしまって、気にも留めていない。フットボールのことを理解していれば、自分のことだけを考えればいい。監督やチームメイトもこのように考えている。彼らはただ喋っているだけで、それが彼らの生業だと思う」
これを受け、リヴァプールで5度の1部リーグ優勝や3度のヨーロピアンカップ制覇などを成し遂げ、主将として活躍したスーネス氏は『スカイスポーツ』で皮肉を込めて「あのようなことを聞けてうれしいよ」と言及。そして「君のメダルをテーブルに並べてみろというフットボールの古い言い習わしが思い浮かんだ。私には大きなテーブルが必要だ」と再び火種になりかねない言葉をポグバに送った。
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