元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏が23日、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』のインタビューに応じ、古巣ミラン時代の愛弟子であるレオナルド氏について自身の見解を示した。
現役時代は鹿島アントラーズでプレーするなど、ザッケローニ氏と同様に日本で活躍した経験を持つレオナルド氏。引退後は、古巣ミランやインテル、アンタルヤスポルなどで指揮を執り、指導者としての道を歩んだ一方、パリ・サンジェルマンやミランで幹部を務めるなど多彩な才能を発揮してきた。ザッケローニ氏は、昨年7月からミランのテクニカルスポーツ部門ゼネラルディレクターを務めるレオナルド氏について、自身の見解を示す。
「レオナルドは非常に頭の良い青年だ。だから監督でもテクニカルディレクターでもゼネラルディレクターでもできるはずだ。様々な役職を担うことができると思う。だが正直言って、彼が何を重要な目標としているのか、私は理解できないでいる。ただ私の個人的な直感では、彼は監督をやりたいのではないだろうか」
来シーズンに向けて、レオナルド氏の退任の可能性が報じられる中、ザッケローニ氏はブラジル人ディレクターに理解を示した。
「今は、かつてのミランを復活させるための基礎を築いている段階だ。このような時期であれば、当然、好不調の波はあるだろう。クラブ内部の顔ぶれも一新され、新CEO、続いて新会長が着任した。このような状況をコントロールするのは非常に難しい。彼自身だけの力でどうにかなるものではない」
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「※」は提携サイト『 Sporting News』の提供記事です
