フランクフルトは18日、ブンデスリーガ最終節でRBライプツィヒと対戦した。
ヨーロッパリーグ(EL)出場ラインの6位で最終節を迎えたフランクフルト。5位以上に浮上する可能性は無くなっているが、7位ホッフェンハイムとの勝ち点差は「3」であり、引き分け以上で他会場に関係なくEL出場を確定させられる状況で最終節を迎えた。また、今シーズン限りでの現役引退を発表していた元日本代表の長谷部誠とセバスティアン・ローデは、ラストマッチとなるこの試合でベンチスタートとなっている。
勝利が求められるフランクフルトは序盤から攻勢をかけたが、最初にゴールを奪ったのはライプツィヒだった。42分、シャビ・シモンズがドリブルでボックス左に侵攻しようとしたところでマリオ・ゲッツェと交錯して転倒。PKの判定となり、シャビ・シモンズが自らキッカーを務めてネットを揺らす。
後半開始早々の46分にも、ボックス手前中央でボールを持ったベンヤミン・シェスコが右足を一閃。強烈な一撃でリードを広げた。シェスコはこれで7戦連発とし、2019年のティモ・ヴェルナー(現在トッテナムにレンタル移籍中)と並んでクラブ歴代最多タイ記録となっている。
その後、会場設備の不具合によって試合は一時中断。発煙筒がしきりに炊かれていたスタジアムではピッチ中央上空に設置されている電光掲示板の高度が下がって散水が行われる事態となったが、7分半ほどで復旧に至る。
フランクフルトボールのFKからの再開となった58分、その流れから右サイドのアンスガー・クナフがクロスを供給。中央のヒューゴ・エキティケが強烈なヘディングシュートを決め切って点差を縮めた。
さらに、75分にオマル・マーウモシュがボックス内でベンヤミン・ヒンリッキに倒されたとしてVARオンフィールドレビューの末にPKの判定。これをマーウモシュが沈めてフランクフルトが追いつく。
後半AT、フランクフルトはゲッツェとファールス・チャイビに代えてローデ、そして長谷部を投入。会場は万雷の拍手で包まれ、観客たちは長谷部とローデの名をコールし、ユニフォームを掲げる。
そして、試合は2-2で終了し、2023-24シーズン成績を11勝14分け9敗の勝ち点47としたフランクフルトは、他会場に関係なくEL出場ラインの6位でフィニッシュしている。